GA4の画面操作方法をデモアカウントで学ぶ:第5回 広告 レポートについて

広告レポート

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本連載では、GA4のデモアカウントの画面に沿って、どのような機能があり、どのように活用できるのかについて説明します。第5回は「広告」レポートについて解説します。

広告

広告スナップショット

広告スナップショット

広告スナップショット

”広告”とついていますが、キーイベント発生に至った全ての流入元のキーイベントへの貢献度が見られます。
具体的には以下が確認可能です。

  • コンバージョン数の日別推移
  • デフォルト チャネル グループ別のコンバージョン数
  • メイン チャネル グループ別のキーイベント数
  • Insights
  • 主要イベントのパス

キーイベント発生経路の概要までは把握できますが、より詳細な経路を確認したい場合にはアトリビューションレポートを確認するのがよいでしょう。

コンバージョンに関する掲載結果

コンバージョンに関する掲載結果

コンバージョンに関する掲載結果

GA4にGoogle 広告のアカウントをリンクすることで、特定のアカウントにおけるコンバージョンアクション(「すべてのコンバージョン」(ユーザーがコンバージョン アクションをトリガーした合計回数と、そのイベントのうち、選択した Google 広告アカウントに関連付けられたものの割合)を参照)について、ページ上部では、選択した期間における日別の推移(折れ線グラフ)が確認できます。広告アカウントとコンバージョンアクションの指定箇所は以下の赤枠です。

広告アカウントとコンバージョンアクションの指定

ページ下部では、プライマリ ディメンション、セカンダリ ディメンションを指定することで、それらの項目別のコンバージョン数が表形式で表示されます。

項目別のコンバージョン数

アトリビューション

アトリビューション パス

アトリビューションパス

アトリビューションパス

ユーザーがキーイベントに至るまでの経路と、各タッチポイント(早期・中間・後期)での貢献度を詳細に分析できる機能です。

  • 早期タッチポイント:キーイベントまでのタッチポイントのうち最初の25%のタッチポイントです。計4回のタッチポイントがあった場合は、最初の1回目が該当します。
  • 中期タッチポイント:キーイベントまでのタッチポイントのうち中間の50%のタッチポイントです。計4回のタッチポイントがあった場合は、2、3回目が該当します。
  • 後期タッチポイント:キーイベントまでのタッチポイントのうち後半の25%のタッチポイントです。計4回のタッチポイントがあった場合は、4回目が該当します。

アトリビューションパスのページ上部のグラフでは、選択したディメンション項目に対して、各タッチポイント別の貢献度が可視化されます。

レポートの見方について、例えば以下の赤枠箇所にて「purchase」イベントを選択します。

purchase

以下の赤枠箇所にてディメンション項目を選択します。

ディメンション項目

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最後にアトリビューションモデルを選択します。

※参考リンク:[GA4] アトリビューションのスタートガイド

各タッチポイントにおける貢献度

以下を参照すると、各タッチポイントにおける貢献度について、早期では「Organic Search」と「Referral」が同程度、中期では「Organic Search」、後期では「Direct」の貢献度が高いことが分かります。

※参考リンク:[GA4] デフォルト チャネル グループ

アトリビューションパスのページ下部

アトリビューションパスのページ下部では、以下赤枠箇所で選択したディメンション項目に対して、表形式で次の項目が確認可能です。

  • キーイベント
  • 購入による収益
  • キーイベントまでの日数
  • キーイベントへのタッチポイントの数

キーイベントまでの日数が「0」というのは、初回訪問で同日中にキーイベントを達成したことを表します

なお、キーイベントまでの日数が「0」というのは、初回訪問で同日中にキーイベントを達成したことを表します。

アトリビューション モデル

アトリビューション モデル

選択したプライマリ・セカンダリ ディメンションに対して、ラストクリック vs データドリブンで、各経路のキーイベントや収益、変化率が可視化されます。

「ラストクリック」、「データドリブン」以外の「ファースト クリック」、「線形」、「減衰」、「接点ベース」アトリビューション モデルは2023年11月以降利用不可になっています。

例えば、デフォルトチャネルグループ「Email」について、ラストクリックよりもデータドリブンのキーイベント数や収益が40%高いということが分かった場合、ユーザーに配信するメールに対して、過去の閲覧・購入データに基づき「よりパーソナライズした情報を届けることで、メールからの流入に対して離脱することなくそのまま商品購入につなげられないか?」などの改善策を打つことができるかもしれません。

計画中

すべてのチャネル

全てのチャネル

選択したプライマリ・セカンダリディメンションに対して、以下が確認できます。

  • キーイベント
  • 広告費用
  • キーイベントあたりの費用
  • 広告の表示回数
  • 広告のクリック数
  • Google 広告のクリック単価
  • 合計収益
  • 広告費用対効果

Google 広告

Google 広告

GA4にGoogle 広告のアカウントをリンクすることで、Google 広告経由の以下について確認可能です。

  • キーイベント
  • 広告費用
  • キーイベントあたりの費用
  • 広告の表示回数
  • 広告のクリック数
  • Google 広告のクリック単価
  • 合計収益
  • 広告費用対効果

「広告」レポートに関する解説はこれで終了です。次回、最終回では「探索」レポートについて解説します。

以下のリンクから、過去の連載をご覧いただけます。

GA4の画面操作方法をデモアカウントで学ぶ:第1回 レポートのスナップショット、リアルタイム、集客について
GA4の画面操作方法をデモアカウントで学ぶ:第2回 エンゲージメント(イベント、コンバージョン、ページとスクリーン)について
GA4の画面操作方法をデモアカウントで学ぶ:第3回 収益化(eコマース購入数、ユーザーの購入経路、アプリ内購入、パブリッシャー広告)について
GA4の画面操作方法をデモアカウントで学ぶ:第4回 ユーザー属性・テクノロジーについて

 

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