Google AdWords(Google 広告)が入札機能を強化:目標CPAシミュレーターとレコメンド機能

Google AdWords(Google広告)が入札機能を強化:目標CPAシミュレーターとレコメンド機能

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2015年7月13日、Google は AdWords の自動入札機能を強化したと発表しました。

リンク:New automated bidding tools to help you set the right performance targets …(Google+)

今回新たに実装された機能は、以下の2つです。

目標CPAシミュレーター

その名のとおり、AdWords の持つ入札機能のうち、目標CPAのシミュレーションが可能になる機能です。どの程度の目標CPAが妥当なのか、コンバージョン数と連動したチャートを見ながら判断することができます。

Target CPA Simulator Social Post Image_July 2015

この機能は、2015年5月に行われた新製品発表会(→参考記事)で公開されたもので、「今年下半期には利用可能になる」という言葉通り、現在すべての広告主が利用できるようになっています。

目標CPA(いわゆるコンバージョンオプティマイザー)は、目標とするCPAを設定すればあとは自動的に入札をコントロールしてくれるというスグレモノですが、AdWords の入札機能の中では最も扱いが難しく、「コンバージョンが減った!」などという失敗事例が後を絶たない機能でもありました。このシミュレーターによって、目標設定ごと予測コンバージョンがどのように変化するのかを確認することができるため、明らかな設定ミスによる不幸は減らせるような気がします。

既に日本語のヘルプも更新されていますのでご確認ください。

入札単価シミュレーションを使用して結果を予測する – AdWords ヘルプ

ターゲットレコメンド

ターゲットレコメンド(日本語でどういう名前になるかはまだ分かりません)は、入札戦略で目標CPAや目標ROASを設定する際に利用できる機能で、アカウント内の過去2週間の実績をもとに、お勧めの目標値をレコメンドしてくれる機能です。

こちらも目標CPAシミュレーター同様、初期の失敗事例を減らそうとする取り組みですね。


AdWordsの入札戦略は、うまく活用すれば余計な手間をかけずにアカウントのパフォーマンス向上に繋がる機能です。手で入力する場合と違いオークション毎に変動入札されますので、パラメータの設定(とデータ分析の精度)次第で、効率よくパフォーマンスを上げることができます。

そのためにも、入札戦略それぞれの機能を理解することが重要です。以下のヘルプに一覧になっていますので、「入札戦略を利用したい」という方はぜひご確認ください。(ちなみに入札戦略を利用する場合は共有ライブラリからの設定をお勧めします)

入札戦略ツールを使用する – AdWords ヘルプ

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