米Yahoo!は、広告主による、広告のビューアビリティとFraud(広告詐欺)のチェック受け入れを解禁しました。
リンク: Yahoo to Let Brands Fact-Check Its Viewability, Fraud Numbers
Yahoo!は昨年、同社の一部のサイトにおいて、デスクトップPCのバナー広告が実際に訪問者に見られた場合にのみ広告費を支払うことを複数の広告主に対して解禁していましたが、今回の措置で、広告主自身がチェックできるようになりました。
広告主はサードパーティ製のベリフィケーションツールを使って、実際の人間がYahoo!の広告が実際の人間に対して露出の機会があったか、そして、実際に見られたかを確認できます。対象はYahoo!のサイトに加え、Yahoo!の広告を表示している他のサイトも含まれます。ただし、Yahoo!のモバイルサーチとGeminiモバイル広告マーケットプレイスを通じて買われたネイティブ広告はこれに含まれません。
Yahoo!が今回受け入れるサードパーティ製ベリフィケーションツールはComScore、DoubleVerify、Integral Ad Science、Moatの4社になります。活用の際には事前にYahoo!の承認が必要になります。
AOL、Huluも同じようにサードパーティ製ベリフィケーションツールを開放していますが、今回のYahoo!の動きを受けて、ビューアビリティに関してはそれぞれ主張をしているGoogleやFacebook、または他のパブリッシャーがどのような対応をしていくかが注目されます。