Facebookは、2023年3月3日、ショート動画「リール」を最大90秒に延長する機能変更およびクリエイティブ・ツールの追加を発表しました。
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Facebookリールが最大90秒に延長
Metaは、Facebookリールを従来の1分から90秒に延長しました。Metaは半年前の2022年7月に、Instagramでリールを90秒に強化しましたが、それに続くものです。
一方、TikTokは、動画の長さを60秒から3分、そして1年前には10分に延長しています。Pinterestも先月2月に、アイデアピンの動画の長さを60秒から5分に変更しています。
グルーヴ(Grooves)
また、曲のビートとユーザーの動画の動きを自動的にマッチングさせる機能であるグルーヴも、Facebookリールで利用可能です。Metaの説明によると本機能は「ビジュアルビートテクノロジー」を使用しており、曲のビートに合わせて自動的に動きを合わせることができるとのこと。この機能はTikTokが先行しており、Instagram版リールにも実装済みです。
テンプレート機能
さらに、「テンプレート機能」も利用できます。ユーザーが以前見たリールををテンプレートとして、動画を自分のものに挿し替えられる機能です。
今回の発表についてのコメント
この動きは、YouTubeの長編ビデオの領域に迫る最近のソーシャルメディアのトレンドに追随したものです。Metaにとって、リールは実を結んでいるようです。Metaの第3四半期決算によると、リールはFacebookとInstagramの両方のプラットフォームで1日あたり1400億ビューを集めているとのことです。ただ、Metaの全体の売上へ寄与しはじめるのは2024年と言われていますので、それまでは投資が続きますし、他社に遅れをとれない状況は当面続くと思われます。