Yahoo!広告 「推定コンバージョン」が導入
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)において、「推定コンバージョン」が導入されます(2023年2月27日(月)実施予定)。
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ヤフー株式会社によれば、近年加速するユーザーのプライバシー保護の動きにより、コンバージョンの計測や自動入札の精度が低下しているとのことです。こうした状況下で、ユーザーのプライバシー保護に配慮しながら、データ計測や自動入札の品質向上を目指す中で、「推定コンバージョン」を導入するとしています。
ヤフー社は「推定コンバージョン」を以下のように説明しています。
測定可能なデータを用いてモデルを構築し、測定できないコンバージョンを推定したものです。
従来からコンバージョン補完機能はありますが、当該機能を使用しても測定できないコンバージョン(広告クリックから8日以降に発生するコンバージョン)が当該アップデートでの推定対象となります。「推定コンバージョン」は、以下を対象としてコンバージョン数に合算して表示されます。
推定コンバージョンの注意点
注意点は以下です。
- 推定コンバージョンは数日遅れで反映
- 推定コンバージョンのみ表示や、推定コンバージョンを含まないようにすることは不可
- 推定の対象は、クリック経由のコンバージョンのみ
- その他の動画視聴経由コンバージョン、アプリコンバージョンなどは対象外
運用面での影響として、キャンペーン目的の設定が「コンバージョン」や「商品リスト訴求」で、自動入札「コンバージョン数の最大化」を適用している場合は、コンバージョン数の増加、コンバージョン単価の低下により、広告の配信量が増大するなど各種数値が変動する可能性があります。必要に応じて予算、目標コンバージョン単価の設定金額などを調整してください。
また従来のコンバージョン計測データのみでは、各種自動入札の適用条件未満であった場合でも、当該アップデート以降は自動入札の導入が行いやすくなる可能性が高いので、積極的に活用してみてください。
今後もYahoo!広告の動向に注目し、いち早く情報をお届けしてまいります。
本記事が、皆さまの広告運用のお役に立てれば幸いです。