LINE広告の広告審査体制の強化
2023年1月30日、LINE広告は広告審査体制の強化等、複数のアップデートを行ったことを発表しました。
参照サイト：
https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/line-ads/update_202301/
LINE広告の広告審査体制の強化により、配信される広告の品質を担保しつつ、一部の広告の審査時間が短縮されます。
広告審査は入稿されたすべての広告（クリエイティブ、テキスト、LP）を対象に、随時システムと目視で実施されておりますが、システムによる審査強化、モニタリング体制強化で、一部の広告は入稿から配信までの時間が大幅に短縮され、審査所要時間は最短で５分となります。（入稿内容によって審査の所要時間は異なり、最大5営業日かかる場合があるとのことです。）
配信後も24時間365日モニタリングが行われ、ガイドライン違反が発覚した場合には配信停止となります。
画像引用元：https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/line-ads/update_202301/
また、審査で重視する内容が変更されました。これまで、「クリエイティブ」「テキスト」「LP」それぞれの要素ごとの審査が重視されてきましたが、今後はそれら要素を組み合わせて1つの「広告」としての審査が重視されるようになります。
今回の変更により、「クリエイティブ（メディア）審査」は終了、「広告審査」に統合されます。そのため、今までは画像や動画、アニメーションの素材をメディアタブにアップロードした時点で審査開始でしたが、今後は素材をアップロードしただけでは審査は開始されず、キャンペーン、広告グループ、広告（クリエイティブ、テキスト、LＰ）を作成して保存すると審査開始となります。
審査で否認になった場合、管理画面の「広告」の「？」マークから否認になった理由と素材を確認できます。
LINE広告の審査について：
出稿可能な業種・サービスの追加
出稿可能な業種・サービスの拡大により、以下の業種・サービスで広告を出稿することができるようになりました。ただし、他の業種・サービスと同様に審査によって否認になることはあります。
- 質屋
- クラウドファンディング（投資型、寄付型）
- 暗号資産交換業
- 政党
- 募金、寄付金の募集
- あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう、柔道整復
- 治験者の募集
- 身体機能検査関連キット
- 探偵業
- 占い
- 開運・魔よけなどの商品、サービス
- 生体販売（ペットなど）
- 各種金融商品（先物・オプション取引など）
- 貸金業・カードローン（個人向け無担保無保証貸付）
広告アカウントカテゴリーの新設
広告アカウントの審査項目に「広告アカウントカテゴリー」が新設されました。これにより、広告アカウント作成時の入力項目にあった「商材正式名称」「商材URL」がなくなり、広告アカウントカテゴリ－で広告配信する商材に適したカテゴリーを選択する必要があります。
画像引用元：https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/line-ads/update_202301/
今回の変更で、これまでは１商材ごとに広告アカウントの作成が必要だったところ、同じカテゴリーであれば複数商材での広告出稿が可能になりました。
既に作成済みの広告アカウントについては、入力済みの商材情報をもとにLINE側が広告アカウントカテゴリーを付与するため、引き続き出稿することができます。
付与された広告アカウントカテゴリーを変更したい場合は、新しく広告アカウントを作成して、希望するカテゴリーを選択する必要があります。
画像引用元：https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/line-ads/update_202301/
広告アカウントカテゴリーは、「IT・ソフトウェア」「電子書籍・マンガアプリ」「求人情報」「飲料」「ホテル・宿泊施設」など計108種類あります。
詳細はこちらよりご確認いただけます。
広告アカウントカテゴリ－の新設により、既にあるアカウントは自動でカテゴリーが付与されますので、既にアカウントをお持ちの方々は誤りがないか一度確認しておくのが良いでしょう。
LINEは日本で最も利用者数の多いSNSですので、大いにポテンシャルのある媒体として今後もアップデートなど動向に注目してまいります。
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