Google、広告表示オプションをアセットに統合
Google 広告は、2022年9月15日(木)に同社ブログにおいて、広告表示オプションのアセットへの統合を含む、いくつかのアセット機能の強化を発表しました。
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広告表示オプションはアセットに統合され、より効率良く管理できるようになりました。これまで、広告と広告表示オプションなどの管理は、キャンペーンの作成プロセスで別々の手順で行われていました。しかし、検索広告やP-MAXのキャンペーンを作成する際に、これらを同じステップで設定できるようになりました。
アセットを作成してキャンペーンに適用すると、プレビューツールが自動的に更新され、広告表示アセットを確認できるようになります。また、Googleは、選択したキャンペーンの目標に基づいてアセットを推奨します。たとえば、キャンペーンの目標として「リード」を選択した場合、リードフォームのアセットを追加するよう自動的に推奨されます。この段階で作成されたアセットは、他のキャンペーンや広告グループで作業する際にも利用できます。このアップデートは、今後数週間のうちに提供される予定です。また、設定済の広告表示オプションは、アカウント、キャンペーン、広告グループレベルでの関連付けを維持したまま、自動的にアセットに移行されます。
「広告とアセット」ページ
「広告とアセット」ページが新設され、その配下の「アセット」ページには、アカウントの全アセットのレポートが表示されます。テーブルビューの切り替えも可能で、「アセット」テーブルビューでは見出しと説明、「アソシエーション」テーブルビューでは画像や価格などのセグメントが表示されます。パフォーマンスを理解しやすくするために、ページ上部のアセットタイプをクリックすると、レポートをすばやくフィルタリングできます。「アセット」ページのレポートは、これまで広告表示オプションをサポートしていたすべてのキャンペーンタイプに対して今後数週間のうちに展開される予定です。
レスポンシブ検索広告の組み合わせレポート
このレポートでは、コールアウトやサイトリンクなどのアセットが、見出しや説明文に対してどのような効果を発揮するかを確認することができます。組み合わせレポートは今後数カ月のうちに展開される予定です。
今回の発表についてのコメント
広告表示オプションの設定は別のプロセスだったので、面倒に感じる人、忘れてしまう人も少なくはなかったかもしれません。Googleはブログ内で、①検索広告でサイトリンクを4つ表示すると、クリック率が平均20%向上、②モバイルの検索広告で画像表示オプションを表示すると、クリック率が10%増加、と説明しているように、広告表示オプションの効果は決して無視できないため、設定は推奨されますし、設定が効率的にできたり、選択するにあたっての根拠がわかりやすく提示されるのはとても便利な機能という印象です。
Googleの機械学習で生成されたアセットは、そのまま使う前に、内容を確認してから使うことを推奨します。