Twitter広告のアプリインストールキャンペーンにおいて、「自動ターゲティング」機能の提供が開始されました。
※参考リンク:
自動ターゲティングとは
「自動ターゲティング」は、設定したターゲティングでリーチ可能なオーディエンスを拡張して配信できるターゲティングです。当該機能は、以前は「オーディエンスの拡張」として提供されていましたが、2022年6月中に自動的に「自動ターゲティング」に移行されています。
「オーディエンスの拡張」は、設定したターゲティングでリーチ可能なオーディエンスに対して、機械学習を使用して「類似性スコア」を割り当てることで、以下の3つに分類してターゲティングの設定に使用することが可能でした。
[狭い] – ターゲティングしているオーディエンスに非常に似ている利用者にリーチします。
[拡大] – ターゲティングしているオーディエンスに似ている、またはある程度似ている利用者にリーチします。
[広い] – ターゲティングしているオーディエンスに非常に似ている、ある程度似ている、または何となく似ている利用者にリーチします。
※参考リンク:
「オーディエンスの拡張」は、あくまでターゲティングしたオーディエンスとその他のTwitter利用者の特徴の類似度に基づいたターゲティングでした。
一方、今回新しく実装された「自動ターゲティング」は、従来のように拡張度合いを自由に選択できないものの、最適化したコンバージョンアクションを実行する可能性が高いと判別された場合において、ターゲティングしているオーディエンスを拡張して広告が配信される機能です。
従来機能と比較すると、よりパフォーマンスを重視しつつも、自らターゲティングの拡張度合いを選択したり、パフォーマンスが低下したターゲティングに替わるターゲティング設定を再度開拓する手間が省けるため、工数削減にもなります。
設定は、広告グループ詳細の追加オプション設定の箇所から選択します(以下参照)。
画像引用:https://business.twitter.com/ja/resources/jp-product-update.html
注意点
以下のターゲティング項目については、「自動ターゲティング」は適用されません。
- 性別
- 年齢
- 場所
- 言語
- デバイス
- OSタイプ・バージョン
- 除外設定項目(キーワード、カスタムオーディエンス、リーチ除外リスト)
2022年7月15日時点では、「自動ターゲティング」の設定を行っても、推定オーディエンスサイズに変化はありません。
こちらについては「自動ターゲティング」が機能していないということではないとのことです。
本記事が、皆さまの広告運用のお役に立てれば幸いです。