2021年5月4日、AppleはApp Storeの検索タブ上に広告を表示できる「Search tab広告」の提供を開始しました。Search tab広告は、「あなたにおすすめ」一覧の最上位に表示されます。
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目次
Apple Search tab広告とは
これまで、Apple Search Adsで広告表示できるプレースメントはApp Storeの検索結果のみでしたが、今回のSearch tab広告のリリースにより、ユーザーがApp Storeでアプリを検索する前に広告表示することが可能となりました。「あなたにおすすめ」一覧の最上位に表示されるため、アプリの認知度向上や、さらなるアプリインストール数の増加が期待できます。
Search tab広告は、Apple Search Ads Advancedでのみ利用可能です。
Apple Search tab広告の特徴
Search tab広告の構成
App Storeにすでにアップロードしているアプリのアプリケーション名、アイコン、およびサブタイトルで構成されます。検索結果に広告を表示する従来のSearch results広告と異なり、Creative Setsは利用できません。
ターゲティング
オーディエンスに対して広告を表示するため、キーワードの設定は不要です。Search result広告と同様に、広告グループ階層にて、デバイスの種類、顧客タイプ、デモグラフィック(年齢と性別)、所在地で対象とするオーディエンスを絞り込めます。
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課金モデル
インプレッション単価(CPM)モデルとなり、実際の支払金額はセカンドプライスオークションで決定されます。インプレッションは、広告の50%以上が1秒間表示されるたびにカウントされます。
予算・入札の設定
予算設定はSearch result広告と同じですが、入札額は最大CPMで設定します。指定した期間におけるキャンペーングループ内の全キャンペーンの合計支出額の上限を設定できる予算オーダーも利用可能ですが、Search resultsキャンペーンの予算オーダーと別に設定する必要があります。
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レポート上表示できない項目
以下4つの指標は、Search tabキャンペーンのレポートでは表示されません。
・平均タップ単価(CPT)
・インプレッションシェア
・ランク
・検索の人気度