*本コラムはブログQuantum Leapの記事を転載したものです。
オリジナルURL:
【AdWords script】5. AdWordsのA/Bテストをより柔軟に Part 2
先日、Brainlabs社のDaniel Gilbert氏が書いたAdWords scriptでA/Bテストを行う方法についての記事を取り上げました。
AdWords scriptでAdWordsのA/Bテストをより柔軟に
あの記事をSearch Engine Landで公開後、同じような取り組みをしている人たちから改善案が寄せ集められたようで、グレードアップしたものが公開されました。
リンク:More Hardcore A/B Testing: V2 Of The Free AdWords Script
タイトルがHardcoreとなっておりますが、まさにハードコアでありマニアック。海外の検索関連カンファレンスに行くと、こういうことを発表したりシェアしあう人たちがパネリストにも参加者にもたくさんいるので刺激的です。
A/Bテストの仕組みは前回と変更ありません。「コントロール」と「テスト」と分け、2つを1時間毎に切り替えるというものです。ただ、今回のバージョン2では:
- CTRやCVRに著しく変化があった際にメールで通知する機能を追加
- ショッピングキャンペーンにも対応
サンプルコードがあるので、これをご自身のアカウントでスクリプトとして保存してください。いくつか変更すべき変数がありますので、以下に説明します。
- campaignLabelA および campaignLabelB
- A/Bテストを実施するSearch/Displayキャンペーンにつけるラベル名です。今はcontrolとexperimentになっていますが、ショッピングキャンペーンでテストする場合は、こちらをブランク(””)にしてください。
- shoppingLabelA および shoppingLabelB
- A/Bテストを実施するショッピングキャンペーンにつけるラベル名です。Search/Displayのみテストする場合はブランク(””)にしてください。
- confidenceThreshold
- 信頼しきい値。現在0.95で設定。つまり2つのキャンペーンは95%の確率で統計的に有意差がある場合にメール通知がされます。
- reportDate
- 統計チェックに必要な期間。サンプルではLAST_30_DAYS、つまり本日を含まない過去30日間になっていますが、変更したい場合は、TODAY, YESTERDAY, LAST_7_DAYS, THIS_WEEK_SUN_TODAY, LAST_WEEK, LAST_14_DAYS, // LAST_30_DAYS, LAST_BUSINESS_WEEK, LAST_WEEK_SUN_SAT, THIS_MONTH, LAST_MONTH, ALL_TIMEから選べます。
- emailRecipients
- メールを受信するメールアドレス。複数指定も可能です。