入札額が適切かどうか判断しやすく
AppleのSearch Ads Advancedで推奨入札額と分析情報が確認できるようになりました。
Search AdsはiOS向けアプリストア「App Store」にて検索結果に表示されるアプリインストール広告です。
今回、追加された指標は3つあります。
・「推奨される最大CPT入札額」(Suggested Default Max CPT Bid)
新規キャンペーンか広告グループ作成時、デフォルトの最大CPT(Cost Per Tap)入札額の入力欄下部に表示されます。
App Storeの関連検索で広告が表示される可能性を高めるために推奨する入札額です。お客様のアプリケーション情報、および類似するアプリケーションでCPTを使用している広告主が同じキーワードに対して支払う金額に基づいて決定されます。
・「入札効力」(Bid Strength)※ヘルプページには「入札の競争力」と表示
キーワードごとに表示される三色(緑、黄、赤)のバーで、入札の競争力が「強い」場合は他の広告主よりもオークションで有利な状況にあることを指します。
それぞれ「強い」(緑)、「中程度」(黄)、「弱い」(赤)と信号機の色に見立てて表示されるため視覚的にも分かりやすいでしょう。
これが「中程度」(黄)や「弱い」(赤)場合、まだ広告の表示回数を増やす余地があるため、表示回数を増やしても良いのであれば入札額の引き上げが推奨されます。
・「推奨入札範囲」(Suggested Bid Range)
キーワードごとに表示され、広告の表示可能性を高めるために必要な最大CPT入札額の範囲です。
広告の表示回数が少ない場合や目標よりも低いCPAでコンバージョンを獲得できている場合、上述の「入札効力」(Bid Strength)と「推奨入札範囲」(Suggested Bid Range)を参考に具体的な入札額を検討することができます。
推奨範囲は、同じキーワードに関連付けたお客様の広告や他の広告主の広告への顧客の反応状況、そのキーワードに対するお客様や他の広告主の活動履歴など、複数の要因の評価に基づいて決定されます。
2018年8月の日本対応以降、Search Adsを利用する広告主は増え、App Storeで広告を目にしやすくなってきました。
広告主が増えるということはオークションの状況も変化しているということですので、入札額は適切か、広告の表示回数を高めるべきかなどを検討するにあたり運用者にはありがたいアップデートです。
今後のアップデートにも期待していきたいと思います!