Instagramのビジネス向け機能がアップデート:レストラン予約機能の実装とショッピングの拡大

Instagramのビジネス向け機能がアップデート:レストラン予約機能の実装とショッピングの拡大

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月間アクティブアカウント数が10億人に到達し(グローバル)、ストーリーズのデイリー利用者数も4億人となり巨大プラットフォームとして存在感を日々増している Instagram のビジネス向け機能がアップデートされます。

2018年10月23日(日本時間)からレストラン予約機能が日本で導入されることが発表されました。

本機能はグルメサイト「ぐるなび」との業務提携によって実現し、ビジネスプロフィールからレストランの予約が実行できるようになります。

Instagram ビジネスプロフィールの活用状況ですが、利用者が日本のレストランのプロフィールを訪問する回数は1日あたり50万回と既に非常に大きな規模になっており、この機能が提供されることでユーザーの利便性が向上し、予約率の向上が期待されます。

実際にユーザーが Instagram のビジネスプロフィールから予約完了まで進んだ場合にどのようにインサイトで確認できるか等の詳細はまだ公表されていませんが、Facebook や Instagram を使ったマーケティング施策の基本である “Facebookページ/ビジネスプロフィール 上の情報の充実” が予約を促進する上でより求められるのではないでしょうか。

広告のレポートでは(一部のアカウントで)来店数も確認することができますので、予約数と来店数のギャップも今後は管理画面上でも確認できるようになることと思います。

「広告主のビジネス所在地が来店数レポートの対象であり、かつ測定を行う店舗として10以上の所在地ページを保有している」という利用条件はありますが、来店したユーザーでカスタムオーディエンスを組むことも現在は可能ですので、オーディエンスインサイトを使って実際に来店したユーザーと来店に至らなかったユーザーを比較し、どのような違いがあるかを分析すればクリエイティブも工夫の余地が見い出せそうです。

参考: 来店した人のカスタムオーディエンスについて ─広告主向けヘルプセンター

また、2018年6月に発表された Instagram のショッピング機能のアップデートが併せて発表されました。

ショッピング機能はもともとフィードの投稿からシームレスに商品の詳細情報を得られてそのまま外部のECサイトで購入できる、という機能です。

利用には Facebook ページにショップセクションを追加するか、カタログ(=データフィード)の作成/アップロードというハードルがありますが、ローンチから数ヶ月で多くのEコマース事業者が成果を残しています。

まずこのショッピング機能が多くのユーザーを抱えるストーリーズにもフィード内の投稿と同じフォーマットで導入されます。

また、ショッピング専用のチャネルも設けられることが発表され、アプリ起動後に虫眼鏡のアイコンをタップすると表示される検索タブへ切り替えると上部に表示されるようになります。

既にファッションや旅行などビジュアルが重要な業界では Instagram を活用してビジネスを拡大させている広告主が出てきていますが、このショッピング機能の拡大によりデータフィードを有効活用できる広告主とそうでない広告主の差が開きそうです。

この2つのアップデートから分かるように、Instagram の広告製品もブランディング用途だけでなくいわゆるダイレクトレスポンスの領域へ注力していることが伺えます。

筆者が管理するアカウントでも Facebook のプレースメントより Instagram の方が高い実績を出しているものもあり、ますます注目すべきプラットフォームになっていることは間違いありません。

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