「協賛企業に聞く!」は、ATARA LIVE 2018に出展する協賛企業から、データドリブンに対する取り組み、イベントに向けての意気込みなどをインタビューしたものをお届けします。
第4回はNetBase Japan株式会社です。
ー企業概要を教えてください
NetBaseはアメリカのシリコンバレーで2004年に設立されたソーシャルアナリティクスプラットフォームプロバイダーです。
弊社「NetBase Japan」は2016年4月設立、日本を含めアジア地域でのNetBaseのライセンス販売、コンサルティング、サポートなどを主に行っております。
―データドリブンマーケティングについて、どのように捉えていますか?
SNSはまさにデータドリブンマーケティングそのものだと思っています。しかし、SNSデータは日々何百万のデータが生まれており、その中からビジネスに有効な情報に変えていくのは非常に難しい面があり、いかに活用するかに課題を抱えている企業様も多いと思っています。
―広告主が抱える課題とは?
企業からSNS発信はしているが発信のみで、発信の反響やそもそも自社がSNS上でどのように言われているかまでは把握していない企業様も多いと思います。そのことはカスタマーとのコミュニケーションに齟齬が生まれる場合もあります。
また、最近NPSにSNSのデータを取り入れたいという企業様が増えてきています。SNSデータがビジネスに影響を与えていることの表れかと思います。
しかし、SNSのデータをどのように分析活用するかはまだこれからで、分析者、時間、何から手をつけるかなど課題は多いと思います。
―現在課題を抱える方々に、貴社製品をどのように活用してもらいたいですか?
弊社製品は、様々なデータソース(SNS、ブログ、ニュースサイト)を1つのプラットフォームで分析できます。
自社に重要な視点(KPI)を定義してSNSデータでリアルタイムに評価でき、今までにない視点でSNSデータを活用することができます。定期的な運用も自動化することが運用負荷もかかりません。
特に自社に対してアドボカシーする人を特定しその人達に直接メッセージを届けることに是非活用して頂きたい。
―事例はありますか?
大手飲料メーカー様でキャンペーン実施に利用して頂いた事例があります。
この企業様はキャンペーンを行うにあたり、通常とは違う層へのアプローチを検討していましたが、どのような層へアプローチするかをどのように決定するかが課題でした。
この課題にNetBaseで”人”に焦点をあてた分析を行いました。
まず自社に対して好意的なアドボカシーをしている人を特定し、その人達が自社以外にどのようなことに投稿しているかを分析しそのペルソナの特徴的な趣向、属性と相関度の高いクラスタを抽出、ターゲッティング、ターゲットユーザーにクーポンを配布しました。
キャンペーンの結果、通常の3倍のクーポン利用がありました。
このように”人”に焦点をあてることでこれまで見えていなかった層をきちんと見つけてあげることができるようになります。
―現在新しいプロダクトはありますか?
NetBaseはすべて自社でアルゴリズムを開発しています。
画像からデータを分析する画像認識のアルゴリズムを使った分析の提供を開始しました。
画像の中にある「物」「場所」「人物の表情」などを特定できます。これにより、自社の投稿画像はどのような場所やどのような物と一緒に投稿されているかなどを分析できます。
また、NetBaseのコア技術であるNLPをSNSデータ以外にも利用できる「Voice of Customer」も多くのニーズがあります。
SNS以外のお客様の声”アンケートデータ”や”コールセンターデータ”などをNetBaseに統合することで、NetBaseと同じようにNLP処理を行い、分析が可能になります。
―アタラに対してどういうイメージがありますか?
デジタルマーケティングのスペシャリストというイメージがあります。
また、ツールを導入するだけではなく、お客様の課題に向き合っているということを強く感じます。
―ATARA LIVE 2018への意気込みを教えてください。
NetBaseはソーシャルアナリティクス分野の世界ではリーダーに位置付けられていますが、日本ではまだまだ知名度が低いかと思います。
是非この機会にNetBaseを知って頂き、皆様のビジネスをソーシャルアナリティクスの面からサポートできればと思っています。是非色々な情報交換をさせて頂きたいと思っております。