2017年4月20日、約4億件のオーディエンスデータを提供するDMP 専業最大手、データマーケティングカンパニーの株式会社インティメート・マージャー(以下 IM)と、デジタルメディアの品質評価・広告検証事業の世界的リーディングカンパニーであるインテグラル・アド・サイエンス・ジャパン株式会社(以下 IAS)は業務提携に合意し、業務提携第一弾として、「Audience Optimizer for Performance Powered by IAS」を提供することを発表しました。
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不正インプレッションの検知をより正確に
IMは2015年10月にアドフラウド(不正広告)ソリューション「IM Fraudbuster(アイエム フラウドバスター)」をリリースしています。これはIMが保有する約4億件のオーディエンスデータを解析することで、ボット(BOT)である可能性の高いオーディエンスデータやパフォーマンスを悪化させる原因になるオーディエンスを抽出し、不正な対象を排除しながら出稿できるアドフラウド対策を可能にするものです。
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今回の「Audience Optimizer for Performance Powered by IAS」では、IASの保有する国際基準の不正インプレッションの検知システムとIMの保有するオーディエンスデータを掛け合わせることにより、今までは検知することができなかった配信効率を悪化させるオーディエンスへの配信を抑え、より高い効率での広告配信が期待できるとのことです。
IAS は、先日(4月11日)Google との協業によるYouTube 広告のブランドセーフティ・レポートの提供を発表しています。具体的には、YouTube 上で展開される広告が、広告主が求めるブランドセーフティ要件を満たしているか否かの計測データを提供するものです。
参考記事:
広告配信面のコンテンツが広告主のブランドイメージを損なわないものかをチェックすることは非常に大切ですが、それと同時に広告が実際に人に見られているかという視点も重要かと思います。配信面に加えて、配信先のオーディエンスの透明性を担保可能にするソリューションにより、広告主のメッセージが適切な場所、人に届く環境がますます整うことを期待したいですね!