2017年4月11日、デジタルメディアの品質評価・広告検証事業のリーディングカンパニーである米インテグラル・アド・サイエンス社が、Google と協業し、YouTube 広告のブランドセーフティ・レポートを提供することを発表しました。
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ブランドを毀損するような動画に広告が配信されてしまうことを懸念して、大手広告主企業がYoutube 広告の出稿を控えることがニュースになっていましたが、Google でも独自にブランド・セフティを確保するための対策を表明していました。
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今回の提携により、Google 独自の対策に加えてインテグラル・アド・サイエンス社の技術を導入することで、YouTube 広告のブランドセーフティのデータをより正確に把握し、検証可能になるとのこと。
インテグラル・アド・サイエンス社は、リリースで下記のように表明しています。
YouTube が提供する独自性の高いコンテンツとユニークなユーザー体験を念頭に置いた上で、IAS とGoogle は連携を強化し、インターネット広告業界から寄せられる「透明性」への要望に応える、安全かつ安心なソリューションの開発に取り組んでいきます。
また、インテグラル・アド・サイエンス社が発表したH2 2016 Media Quality Report(2016年下半期 メディア・クオリティ・レポート)によると、アメリカでは2016年上半期だけで、ヘイトスピーチと特定されたコンテンツはディスプレイ広告において137%も増加、動画での暴力表現は27%増になっているとの結果になっています。
参考情報:
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このような状況下において、Google がIntegral Ad Science のような第三者機関との連携することが、より高精度なブランドセーフティ推進されると思います。引き続き、ブランド・セフティ関連の動向はチェックしておきたいですね!