価格表示オプションがモバイル以外のデバイスでも配信開始
2017年3月2日、Google は、AdWords の広告表示オプションの一つ「価格表示オプション」をすべてのデバイスで正式に開始することを発表しました。
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Googleは数年前からモバイル優先の製品開発を謳っていますが、2016年7月に開始された当初から、価格表示オプションはモバイル表示のみの機能として提供されていました。
その後、2017年2月頃には既にPC(デスクトップ)画面での表示テストが確認されており、モバイル以外のデバイスへの配信も時間の問題とされていたようですが、いよいよ3月に入り正式に全デバイスへ開放となったようです。
価格表示オプション発表当時の記事:
価格表示オプションは地味に強力な機能で、狭いスマートフォンの画面ではかなり存在感のある表示になります。上記の記事でも紹介した WordStream のベータテスト時の結果でもかなり高い CTR が記録されていることからも分かるとおり、少なくとも価格や料金に関する検索クエリであれば非常に強い影響がある広告表示オプションだと言えるでしょう。
参考:NEW AdWords Price Extensions Rolling Out of Beta | WordStream
今回新たに展開された PC やタブレットの画面での配信では、モバイルほどのインパクトはないかもしれませんが、商品カテゴリが多岐にわたり、頻繁にセール情報などが更新されるEコマースなどでは、今後も優先順位の高いオプションではないかと思います。
なお、モバイルと PC で URL が違うサイトの場合は、これまでの Destination URL を「モバイル用最終ページURL」へと設定し、PC用の URL を新たに「最終ページURL」へ上書きすることで、デバイスごとに URL の出し分けが可能になります。
※既に日本語のヘルプページも更新されています。 価格表示オプションについて – AdWords ヘルプ