Google AdWords(Google 広告)、「コンバージョンに至ったクリック」が9月に終了

Google AdWords(Google広告)、「コンバージョンに至ったクリック」が9月に終了

運用型広告レポート作成支援システム glu グルー長く存在したAdWordsの「コンバージョンに至ったクリック」が15年の年月を経て9月21日をもって終了します。

 

リンク: Simplifying conversion measurement: saying goodbye to “Converted clicks”

 

「コンバージョンに至ったクリック」は非常にシンプルな方法でAdWords広告がクリックされてから、誘導したウェブサイトにおいて何らかのコンバージョンにつながったかを把握するための指標です。例えば、複数の種類のコンバージョンをトラッキングしている場合、その種類にかかわらず、いずれかのコンバージョンにつながったクリックの数を把握したい場合に便利です。

 

ですが、トラッキングのニーズも複雑化してきており、制約が多くなってしまったのも事実です。「コンバージョンに至ったクリック」の制約としては、

  • [[コンバージョン] に含める] 設定を使って、[コンバージョンに至ったクリック] から除外するコンバージョン アクションを指定することはできません。
  • コンバージョンに至ったクリックには 1 回のクリックから複数のコンバージョン アクションにつながったデータも含まれるため、コンバージョン名やコンバージョンの発生元、コンバージョン カテゴリでデータを分割することはできません。
  • コンバージョンに至ったクリックには価値を指定できません。価値を指定できるのはコンバージョンだけです。そのため、コンバージョンに至ったクリックでは、異なるコンバージョンに至った 2 つのクリックの価値を比較することはできません。
  • コンバージョンに至ったクリックには、実店舗への来店のコンバージョンに至ったクリックは含まれません。
  • コンバージョンに至ったクリックでは、クリック時に使用されたものと同じデバイス上で発生したコンバージョンしか測定されません(デバイスをまたいだコンバージョンにつながったクリックは測定されません)。
  • コンバージョンではアトリビューション モデルを選択できますが、[コンバージョンに至ったクリック] では利用できません。

という感じでさまざまです。詳しくは、AdWordsヘルプ:「コンバージョン」と「コンバージョンに至ったクリック」の違いについてを参照ください。

 

すでに入札やレポーティングで「コンバージョン」を使っている場合、特に必要なアクションはありません。移行が必要なケースの場合、以下を参考にしてください。

 

【入札】
自動入札で参照するコンバージョン指標の設定を「コンバージョンに至ったクリック」にしている場合、9月までに「コンバージョン」へと変更することが必要です。移行ツールがすでにAdWords管理画面に含まれていますので、運用ツール→コンバージョントラッキング→設定→自動入札で参照するコンバージョン指標から設定をしてください。

 

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【レポーティング】
必要に応じて以下の点を考慮してください。運用ツール→コンバージョントラッキング→コンバージョンアクションから設定できます:

  • どのコンバージョンアクションが「コンバージョン」に含まれるか選択してください。
  • コンバージョンのカウント方法を「すべてか」または「1回」から選んでください。
  • 必要に応じてコンバージョンの計測期間を選んでください。
  • クロスデバイスのコンバージョンを含むかどうかを選択できます。9月以降は自動的に含まれるようになります。
  • 必要であれば、これまで使った「コンバージョンに至ったクリック」のレポートデータをダウンロードしておきましょう。

 

AdWords APIでも同様に、最新のv201607で「コンバージョンに至ったクリック」 は廃止となります。詳しくはこちらまで。

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