YouTube TrueView広告に、ビューアビリティ測定が追加実装されるようです。
リンク: To Viewability and Beyond: Active View coming to TrueView
AdWordsブログによると、今後数週間のうちに、 TrueView広告を含むYouTubeのインストリーム広告在庫に、Googleが投資を進めるビューアビリティ技術であるActive Viewが追加されるとのことです。これはAdWords経由でもDoubleClick Bid Managerのいずれのプラットフォームからの配信にも適用されます。
Active Viewの説明はこちらがわかりやすいです。上のデモで何がビューアブルで何がそうでないかがわかりやすくなっています。
管理画面でのイメージはこちらのようです。
Googleは動画広告においてもビューアビリティは非常に重要と位置づけており、今回の追加になったようです。ただ、気をつけるべきことは、ビューアビリティは広告の効果を示すものでなく、あくまでも広告がスクリーン上で見られたかを示すもの、としています。
ビューアビリティに加え、ブランドキャンペーンで結果を残すためには複数のファクターがあるとしており、それを総称してWAVEという概念で説明しています。
- Watch Time(視聴時間): 数百ものブランドリフト調査から、ユーザーが広告を長く見るほど認知と検討が高いことが判明。
- Audibility(可聴度): 280キャンペーンのテストから、ビューアブルであり音声が可聴である広告に接触したユーザーの中で、広告想起率は43%で、ビューアブルであるだけの場合の31%に差をつける結果に。
- Viewability(ビューアビリティ): YouTubeは93%のビューアビリティを誇るとしている。
- Engagement(エンゲージメント): 89もの米国のブランドでブランドリフト調査を実施したところ、TrueView広告に接触したユーザーはYouTube上でブランドと10倍もエンゲージする傾向が強い(ブランドのチャンネルを閲覧したり登録する、多くの動画を視聴する、動画をシェアする、など)。
YouTubeにおいては今後このWAVEという概念が重要になりそうです。確かにこれら一つ一つを意識した動画制作、チャンネル運営、キャンペーン設計を行うことでより大きな効果につながる可能性を高めることは考えられそうです。