Facebook、Instant ArticlesにWordPressのプラグインを導入

Facebook、Instant ArticlesにWordPressのプラグインを導入

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2016年2月18日、世界中のすべてのパブリッシャーに提供することが発表された Instant Articles に、WordPress のプラグイン導入が発表されました。

リンク:Introducing a WordPress Plugin for Instant Articles

Instant Articles の詳細はこちら:
Facebook、世界中のすべてのパブリッシャーにInstant Articlesの提供を発表

以下、Facebook Partner Engineering の Chris Ackermann氏のコメントの一部です。

“We’re always looking for ways to make it easier for publishers to share their content on Facebook, so we’ve partnered with Automattic, parent company of WordPress.com VIP, to build a free plugin for Instant Articles, which simplifies the process of generating and publishing Instant Articles from WordPress.”

(我々はパブリッシャーが自社のコンテンツを簡単に Facebook へシェアできる方法を常に模索しており、この度 Instant Articles の無料プラグインを構築するため、 WordPress.com VIP を提供する Automattic と提携しました。これによって Instant Articles を生成・公開するプロセスを大幅に簡素化できます。)

“We’ve worked with a small group of publishers on WordPress to beta test the plugin as a seamless way to adapt web content for the Instant Articles format, with a built-in suite of interactive tools that help stories come to life on mobile.”

(これまで一部のパブリッシャーとともに、ウェブコンテンツを Instant Articles のフォーマットにシームレスに適応させる手段として WordPress のプラグインをベータテストしてきました。今後、モバイルにおけるストーリーテリングはビルトインされたツールが役立つでしょう。)

これまで Instant Articles の制作にはHTML5によるコーディングが必須でしたが、今回の提携により制作のハードルが随分下がりそうです。Instant Articles は Facebook が提供する機能ではありますが、特に制限もなく完全に自社のコンテンツとして利用できる機能になりますので、これによって利用メディアは徐々に増えてくるのではないかと思います。

例として米メディア Foreign Policy が挙げられており、プラグインは Instant Articles 内で正しくレンダリングされるよう画像を認識/マークアップします。ユーザーが写真をタップすると画面いっぱいに拡張したあと、端末を傾けることで視認領域を変えるよう挙動します。

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モバイル端末からアクセスされている方は こちら から一番上に表示されている画像をタップすることでご確認頂けます。

また別の例として、Zap2it というメディアにエンベッドされているサードパーティーの動画プレイヤーである Tribune Broadcasting は、 Instant Articles の体験をより “beautifully” にすると伝えられており、プラグインは自動再生の動画だけでなくグラフィックのエンベッドもサポートしています。

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前回の記事でもお伝えしましたが、2016年4月12日に行われる開発者向けカンファレンスの F8 で本機能は正式発表となるようで、その頃には WordPress のテンプレートを使っているパブリッシャーはプラグインを有効にして
Instant Articles が制作できるようになります。カスタマイズ用の拡張機能もあるようですので、事前にドキュメントやFAQなどを確認しておきましょう。また、プラグインはオープンソースにするようで、開発者向けコミュニティへの参加も Facebook は推奨しています(フィードバックに関してはコミュニティではなく GitHub 上で受け付けるようです)。

発表の最後は「今後も数週間かけてプラグインを再検証します」と締められており、F8 まで残り約一ヶ月ですが発表時には完成された姿でローンチされるのではないでしょうか。ユーザー、広告主、Facebook の3者にとって価値を生む可能性を多いに持った機能かと思いますので、引き続き注目してまいります!

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