2016年3月9日、Yahoo! JAPANはYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)のサーチターゲティング配信の登録キーワードの仕様を完全一致から語句一致に変更することを発表しました。
※リリース:【YDN】サーチターゲティング 広告配信対象判定に関する仕様変更について
これによって、今までサーチターゲティングとして登録しているキーワードも語句一致に変更されますので、インプレッションが増加する可能性があります。
検索ユーザーの意図を再考した構成を
サーチターゲティングは、インターネットユーザーがYahoo! JAPAN経由で検索されたキーワードデータを利用し、YDNの配信ページを訪れた際に、広告を配信するターゲティング機能です。
※画像ヘルプ参考:https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?p=1417
■登録キーワード範囲が部分一致として拡張
いままで登録キーワードは完全一致された検索ユーザーを対象としていましたが、全て語句一致としてに変更され、検索意図の範囲が拡大されるので、これまでよりも対象ユーザーが増え、インプレッション数が増加する事が考えられます。
これは検索連動型広告に例えると、絞込部分一致の仕様となりますので、良くも悪くも拡張が働くため、キーワード構成によっては成果に変動が出ると考えられます。
※ただしYahoo!スポンサードサーチとは別プロダクトであるため、拡張の範囲が完全に同様ではないとのことです
“誰に届ける”かを明確にもつこと
本機能の変更を考えると、1単語のような広義な意味合いを持つ展開も場面によっては効果も発揮しますが、1単語よりも配信制限ができる2単語以上の、より検索ユーザーの意図が理解できるキーワード展開こそが必要になってくると思われます。
YDNのサーチターゲティングを機能を理解して、どのようなユーザーへ配信するべきなのか、を再考するタイミングであると感じるアップデートです!