Microsoft 広告について掘り下げる連載「Microsoft 広告アカウントマネージャーに聞く」。第19回ではCopilotの統合に伴うアップデートについてお伝えしました。第20回では2024年6月4日発表のアップデート内容をお伝えします。
※参考リンク:
目次
Microsoft Advertisingエディターにて動画広告、コネクテッドTV向け広告の設定が可能に
Microsoft Advertisingエディターの最新版が公開され、エディターから直接キャンペーンを作成し、動画広告の入稿が可能となりました。なお、動画広告を配信するデバイスは設定中のキャンペーン設定によって自動的に設定されます。
生成AIを活用したディスプレイ広告のアセット作成
5月のアップデートではCopilotを活用して検索・ディスプレイ・PMAXといった各広告フォーマットに利用可能なテキストや画像の自動取得が可能になりました。
今回新たに、生成AIによってディスプレイ広告用のバナーアセットを自動生成する機能がローンチされました。
また、今後は動画広告でも同様に生成AIから広告アセットに活用できる動画が自動生成可能にになる予定です。
スマートショッピングキャンペーンからPMAXへのアップグレード
すでにスマートショッピングキャンペーン実施中のユーザーにはメールでアナウンスされている通り、スマートショッピングキャンペーンからPMAXへの自動アップグレードが数カ月以内に予定されています。
アップグレード後には 1〜2 週間のキャンペーン学習期間に入りますが、広告配信設定やレポート、パフォーマンス履歴は引き続き確認することができます。
なお編集メニューから「Performance Max にアップグレード」を選択することで、先んじて手動アップグレードを実施することが可能です。
その他のアップデート
その他に以下のアップデートが発表されました。
- Microsoft 広告管理画面の言語設定にタイ語、トルコ語、韓国語、ロシア語、オランダ語、フィリピン語が追加。
- Netflix 広告の配信対象国にアメリカが追加
今回の発表についてのコメント(南)
今回のアップデートは、主に動画広告や広告アセットに関連したものでした。
これまで動画広告は管理画面のみでしか設定できませんでしたが、Google 広告同様にエディターから入稿作業を実施できるようになったため、作業の効率化が進み、より運用者がパフォーマンス分析、施策実行に注力できるようになりました。
また、先月に引き続きクリエイティブに関する自動化機能の活用できる幅がさらに広がったため、Microsoft 広告の活用に向けたハードルが低下したものと想定されます。
Unyoo.jpでは、引き続きMicrosoft 広告のアップデートに注目して参ります。
※当記事の内容、所属、肩書きなどは、記事公開時点のものです。