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株式会社SUIM発足
株式会社SUIM(スイム、以下SUIM。本社:東京都渋谷区、代表取締役:上野 正博)は、「魅力的なインターネットを再び」をテーマに、2024年4月23日に設立を発表しました。
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会社設立の背景
SUIMは、その設立の背景として、ネット広告の進化とともに、ユーザー、広告主、媒体社、それぞれが深刻な課題に直面していることを挙げています。
- ユーザー:多すぎる広告、不快なクリエイティブ、視界を遮る邪魔な広告、詐欺広告
- 広告主:フェイク記事、MFAサイト、急増するコピペ記事によるブランド毀損リスク、アドフラウドによる効果の低下
- 媒体社:ページビューの継続的な低下、大手アグリゲーターへの高い依存度による経営リスク
こうした課題解決のためには、媒体社(Webページ)の価値を高めることが必要で、それにより、広告主/媒体社間の高収益サイクルを創出することができ、ひいては、ユーザーが安心して快適に必要な情報を取得できるオンライン環境が整備され、健全なデジタル広告エコシステムの再構築を実現できると説明しています。
独自の広告成果指標 「SUIM AD Index」 を軸にしたSUIM AD Platformを開発・提供
SUIMのサービスの中核は独自開発した予約型のリッチクリエイティブ専用プラットフォーム「SUIM AD Platform」です。SUIM AD Platformは以下の特徴を持っています:
- 透明性:配信する広告、掲載面がすべてわかる高い透明性
- SUIM AD Index:媒体(面/枠)と配信した広告との相性(価値)を数値化し、広告主ならびに媒体に提供する独自の広告成果指標 「SUIM AD Index」 が成果の見える化と最適化をサポート
- メディアパートナーシップ:ネット広告の黎明期から20年以上の業界経験を持つSUIM創業メンバーの経験と繋がりが生み出す高品質で信頼できるメディアパートナーシップを基盤とし、AIを活用して信頼できるメディア上だけに、広告主のリッチクリエイティブを配信
これらにより、品質の高い提携パブリッシャーのメディア上でブランド企業の提案力及び訴求力の高いリッチな広告を配信。ブランド価値を最大限に引き出すと同時に媒体社の収益化をサポートし、健全なネット広告のエコシステムを取り戻すとしています。
代表は上野正博氏
SUIMの代表は、株式会社リクルートでキャリアをスタートしてからDoubleClick Japan、Overture Japan、Criteo、Outbrainで日本代表やAPAC統括責任者を歴任し、常に業界をリードしてきたネット広告業界のエキスパートです。
上野氏は以下のコメントを寄せています:
これまで20年以上にわたり、インターネット・広告関連事業にテクノロジープロバイダー、マーケティングソリューション事業、またはメディアとして携わって参りました。テクノロジーの進化のスピードは目を見張るものがあります。ユーザーを含む多くのステークホルダーがその利益を享受している一方で、ネット広告業界では、先述のような様々な問題が生まれていることも事実です。インターネットの黎明期から携わってきたひとりとして、今こそこの問題に取り組み、信頼でき、楽しいインターネットを再び取り戻したい、という思いから株式会社SUIMを立ち上げました。ご賛同いただける媒体社、広告主の皆さまとご一緒できることを楽しみにしております。今後とも益々のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
今回の発表についてのコメント
ネット広告業界の主要なプラットフォームなどで数々の成功を収めてきた上野氏が率いる経験豊富なチームと独自サービスにも注目ですが、詐欺広告、フェイク記事、MFAサイト、メディア収益低下など業界が抱える喫緊の課題の解決に挑む姿勢は目を見張るものがあります。