Microsoft 広告について掘り下げる連載「Microsoft 広告アカウントマネージャーに聞く」。第14回ではコネクテッドTVなど動画広告領域への取り組みについてお伝えしました。第15回では2024年1月10日発表のアップデート内容をお伝えします。
※参考リンク:
目次
ホテルセンターのサブアカウント停止
ホテルセンターのサブアカウントが2024年2月6日までに廃止されることとなりました。加えて、ホテル価格広告とプロパティプロモーション広告の設定および管理方法が変更となります。
変更後は、ホテルセンターでのサブアカウントの作成と入札管理のサービスを停止し、新しいサービスである宿泊キャンペーンに管理を移行することになります。2月6日を過ぎるとホテルセンターのサブアカウントは使用できなくなります。
プロパティフィードのアップロードや編集、トランザクションメッセージの確認など、フィードの管理には引き続きホテルセンターの利用が可能です。
なお2024年1月現在、日本ではホテル価格広告のみ配信可能です。
宿泊キャンペーンのメリット
クロスプラットフォームの同等性
新たなキャンペーンの基本設計により、Google 広告のホテルキャンペーンと同等のモデル、機能となります。そのため、キャンペーンの管理の簡素化が期待されます。
新しい広告配信オプション
オーディエンス広告やその他の検索パートナーへ配信を拡大することで、より多くの旅行者へリーチが可能となり、エンゲージメントや予約の増加に繋がります。
新しいターゲティング
検索キャンペーンで既に利用しているリマーケティングリストを使用し、リーチと売上を拡大できます。
コントロール性の上昇
ホテル価格広告とプロパティプロモーション広告のキャンペーンを別々に運用することが可能です。
スムーズな移行のための推奨事項
- 従来のホテルセンターのサブアカウントを、宿泊キャンペーンとして再作成
アセット/フィードはホテルセンターで引き続き利用できるため、再アップロードは不要です。
- アカウント/キャンペーンレベルでURLトラッキングを更新
- ホテルセンターのサブアカウントは、宿泊キャンペーンのトラフィックが移行前の水準に戻るまでの間、1~2週間ほど削除などせず保持
- 新しい宿泊キャンペーンが正常に稼働し始めた後、ホテルセンターの予算を0円にし、サブアカウントを削除
今回の発表についてのコメント(大野)
今回の発表では、ホテルセンターのサブアカウントについてのアップデートのみとなりました。
日本ではホテル価格広告のみサービスが提供されており、利用するにはアカウントマネージャーへの問い合わせ、または登録フォームでの申請が必要となっています。既に利用中の方は現行のホテルセンターのサブアカウントが廃止となるまで残り1ヵ月も残されていないため、早めに移行の対応を進めていきましょう。
※参考リンク:
登録フォーム
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=v4j5cvGGr0GRqy180BHbR3O5_XfbcUVMhVmuuMIEpo9UODJTUUNZNzJHWUVYUkc4UTlDMTJRREUxTi4u
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