2024年新年のご挨拶
新年のご挨拶を申し上げます。旧年中はUnyoo.jpをご愛読いただき誠にありがとうございました。
まずは、このたびの能登半島地震により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興、そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
さて、昨年は、なんといっても長きにわたっての自粛生活からようやく解放され、オフラインでの活動が活発化したことが最も印象的な年だったのではないでしょうか。マスクなしの生活がこんなにも快適なのか、ということを実感しました。弊社でも久しぶりに全社員でのオフライン・キックオフ会議を開催でき、感慨深かったです。
昨年の干支「癸卯(みずのとう)」は「大きな飛躍や向上」を表すとのことでしたが、3月に日本が14年ぶりのWBC世界制覇を果たすと、夏の甲子園では慶応高校が107年ぶりに優勝。さらには日本シリーズで阪神が38年ぶりに日本一に輝くなど、野球界の偉業が目立ち、干支が意味する縁起の良さを感じる年となりました。また一人の飛躍を遂げたスーパースターの存在は、日頃野球ファンというわけでもない自分を含めた大勢をひきつけ、さまざまな景色を変えてしまう影響力があるのだなと感銘を受けました。
一方、世界情勢は不安定さを増すばかりでしたし、オンライン・マーケティング業界は混沌が進んだような感じで、野球界に良いニュースを持って行かれたような気がします。結局、年末も大谷翔平選手のトレードで盛り上がりましたしね。
さて今年は、どんな年になるのでしょう?
2024年干支は甲辰(きのえたつ)です。甲は十干(じっかん)の最初で、生命や物事の始まりや成長を意味し、辰は自然万物が振動し、草木が成長し活力が旺盛になる状態を表すそうです。そうしたことから甲辰は「急速な成長と変化が起きる年」などと言われています。
確かにオンライン・マーケティング業界では、いよいよGoogle ChromeのサードパーティCookieサポート廃止が始まり、ファーストパーティ・データ活用のさまざまな手法が試され、リテール・メディアは各所で勃興中、生成AIは急速に成長を続けており、運用型広告に従事する人々のオペレーションはすでに変化の波に揉まれつつあります。2024年は、ここ数年で一番ダイナミックな変化の年になるかもしれませんね。舵取りも中々容易ではなさそうですが、この大きなうねりをチャンスと捉え、躍進していきたいものです。
さてUnyoo.jpですが、昨年は日本での広告事業を再スタートし、注目度の高いMicrosoft 広告をクローズアップし、14回にわたる連載を行いました。
並行して『マイクロソフト「Copilot」の衝撃 生成AI時代のマーケティング』という書籍も出版しています。
また新たな試みとして、運用型広告に関する基礎情報を充実させるべく「…………とは」シリーズの展開に取り組みました。
本年は、干支が指し示す「変化と成長」に遅れを取らないよう、業界の旬なニュースや動向、最前線で興味深い取り組みをされている方々の息吹、そして長年積み上げられた知見による分析やノウハウなど、実用的で納得感のある記事を多数お届けしていきたい所存です。
本年もUnyoo.jpをどうぞよろしくお願いいたします。
Unyoo.jp編集部
編集長 佐藤康夫