Microsoft 広告について掘り下げる連載「Microsoft 広告アカウントマネージャーに聞く」。第7回では2023年10月に発表されたMicrosoft 広告のアップデート内容についてお伝えしました。第8回では2023年11月7日発表のアップデート内容をお伝えします。
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目次
オーディエンス広告の入札戦略追加
オーディエンス広告が利用可能な全ての地域において、新しい入札戦略としてコンバージョン数の最大化と目標コンバージョン単価制が追加されました。
この入札戦略では、予算に基づきコンバージョンを可能な限り最大化するように入札が行われます。オプションとして、上限クリック単価(CPC)と目標コンバージョン単価の設定が可能です。
コンバージョン予測モデルの精度の大幅な改善や、入札戦略の学習中の初期パフォーマンスの改善など、Microsoft 広告全体において自動入札の強化も実施されているとのことです。
コンバージョン目標とオーディエンスターゲティングのためのUET機能のテスト
UET タグの設置におけるトラブルの解決を助ける機能として、新たにUETテスト機能が利用できるようになりました。
UET タグのステータスを確認したいURLを入力することで、「タグが見つかりません」「トラフィックを受信していません」「タイムアウト」「トラフィックを受信しています」などの結果が表示されます。
UET タグのデータ確認やリアルタイムで発生する可能性のある問題のモニタリングに役立つとしています。
PMAXは引き続きオープンβ版で提供中
2023年7月26日、Microsoft 広告の新しいキャンペーンタイプであるPerformance Max(PMAX)がローンチされました。引き続きオープンβ版の利用申請を受け付けており、利用するにはMicrosoft 広告のアカウントチーム、もしくはサポートに問い合わせる必要があります。
今回の発表についてのコメント(大野)
今回の発表では、オーディエンス広告での入札戦略のアップデートがメインの内容となりました。これまではオーディエンス広告の入札戦略は手動CPC、手動CPM、拡張クリック単価の三つのみでしたが、今回のアップデートにより追加で自動入札が利用できるようになりました。コンバージョン数の最大化の利用でCVの獲得効率の向上も期待でき、利用を検討している広告主の背中を後押しするのではないかと思われます。また、現在オーディエンス広告を利用している広告主にとっても、嬉しいアップデートでしょう。成果向上のためには積極的に使っていきたいですね。
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