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Instagramギフトの日本での開始を発表
Instagramは11月6日(米国時間)、クリエイターが投稿したリール動画に対してファンがバーチャルギフトを購入してサポートできる「ギフト」機能を日本でも導入したことを発表しました。また、年末までの期間限定で、投稿したリール動画や写真のパフォーマンスに応じてクリエイターに報酬が支払われるボーナスプログラムのテストを日本を含む一部の国で行う予定です。
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Instagramギフトとは
Instagramギフトは、クリエイターがファンのサポートを通じて収益を上げることができる機能です。お気に入りのリール動画を見つけた利用者は、Instagram上で購入できる「スター」というバーチャルギフトをクリエイターに贈ることで、動画を楽しんだことを伝えることができます。クリエイターはスターの数に応じて収益を得ることができます。
ファンがギフトを贈るには、サポートしたいクリエイターが投稿したリール動画を表示し、画面に表示される「ギフトを贈る」をタップします。スターの数に応じて6種類のギフトが表示されるので(1、5、10、15、20、300スター)、贈りたいオプションを選択します。ギフトは利用者が持っているスターの残高から送られるため、初めてギフトを贈るときや充分な数のスターが無いときは、まずスターパックを購入します。スターパックは3種類あり、スターの数と価格は下記の通りです。
- 45スター :70円
- 140スター:430円
- 300スター:860円
ギフトを受け取るためには、プロアカウント(クリエイターアカウントもしくはビジネスアカウント)を設定しており、18歳以上で5,000人以上のフォロワーがいること、Instagramのパートナー収益化ポリシーを含む要件を満たしていることが必要です。
投稿のパフォーマンスに応じて報酬を獲得できるボーナスプログラム
Instagramではこれまでも、魅力的なコンテンツを投稿しているクリエイターの活動を後押しするため、ライブ配信で利用できるバッジ機能に関連したボーナスや、リール動画の再生数に応じたボーナス(日本は対象外)などを提供してきました。
現在、日本ではクリエイターが写真(単一の画像もしくはカルーセル)を投稿することでボーナスを獲得することができるテストを実施していますが、今回、年末までの期間限定で新たなボーナスプログラムのテストを行います。このテストは日本、米国、韓国のクリエイターを対象に実施するもので、日本では近日中にテストを開始する予定です。クリエイターは投稿したリール動画や写真(単一の画像もしくはカルーセル)のビュー数に応じてボーナスを獲得することができます。
これらボーナスプログラムを利用できるのは、テストに招待された一部のクリエイターのみです。対象となるクリエイターはアプリ上で通知が表示されるほか、メールが届きます。指示に従ってボーナスをアクティベートすると、プログラムに参加することが可能とのことです。
アクティブなサブスクリプションが100万を達成
Instagramのサブスクリプションは、月額料金を支払って登録したファンに対してクリエイターが限定コンテンツなどの特典を提供できる機能です。
昨年11月に米国で正式に導入し、今年7月に日本を含む10か国のクリエイターに提供開始したところ、現在ではInstagram上でアクティブなサブスクリプションが100万を超えるまでに成長しました。Metaは2024年も、サブスクリプション機能を利用するクリエイターの使用料を免除します(Instagramだけでなく、Facebookの同機能も含む)。この方針を変更する場合、クリエイターには6ヶ月前に通知する予定と説明しています。
今回の発表についてのコメント
Instagramギフトは多くの日本のクリエイターが待ち望んでいたと思われますが、収益化の手段が増えることで、クリエイターのモチベーションを高め、ファンとのインララクションが増えることが期待できそうです。日本におけるクリエイターエコノミーの底上げにもつながることを期待したいと思います。