アドインテとThe Trade Deskがパートナーシップを発表
株式会社アドインテとThe Trade Desk, Inc.は、リテールメディア領域におけるパートナーシップを提携したことを発表しました。
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どのようなパートナーシップなのか
アドインテはIOTとAIを活用し流通小売業・メーカー向けDX支援、リテールメディア開発、運用を行う会社です。一方、The Trade Deskはオープンインターネットのために構築したメディア・バイイング・プラットフォームと運用サービスを提供する会社です。
アドインテは、配信可能リーチ数 4,000万人、購買分析可能な決済流通総額 9兆1,000億円を超える、ブランドメーカーに特化したリテールメディア広告配信サービス BRAND LOOP Ads を展開しています。流通小売業者が保有する会員データなどファーストパーティデータやID-POSなどの購買行動データを分析し、オンライン・オフラインの顧客接点への広告配信や、外部のプラットフォームと連携することで、多様化する消費行動に合わせたデジタル広告配信を可能にするものです。
The Trade Deskは、ユーザー生成コンテンツ(UGC)やソーシャルメディア(SNS)以外のチャネルにおいても、フォーマットやデバイスを横断した広告配信を提供することで、広告のリーチと効率を最大化するプログラマティック広告配信プラットフォームを提供しています。
今回の両社の連携により、広告主はUGCや各SNSだけでなく、CTV、OTTへの配信や品質クオリティの高いプレミアム媒体への広告配信が可能になり、さらには配信後の購買行動変化まで分析することが可能になります。
The Trade Desk 日本担当ゼネラルマネージャー 馬嶋 慶氏
今回の提携により、ブランドにとって価値の高いショッパーを正確にターゲティングし、広告費の効果を向上させることができ、実際の購買行動変化まで分析できることでさらに効果的な広告配信を実現できます。The Trade Deskは、イノベーションと業界を前進させるというミッションを基に、重要性を増すリテールメディアの開発から運用まで行うアドインテ様とパートナーシップを提携できたことを大変嬉しく思います。
株式会社アドインテ 取締役副社長兼COO 稲森学
海外の大手小売企業とのリテールメディア事業において、Walmartをはじめとする様々な企業との実績があるThe Trade Desk様とは、数年前から打ち合わせを重ね、この度、パートナーシップ提携のリリースができたことを大変嬉しく思っております。国内の小売企業の大切なデータの価値を担保しつつ、広告主であるブランドにとっても、正確なターゲティングと広告効果の可視化が可能になりました。ユーザー様にとっても価値ある情報を届け、小売企業様、ブランドメーカー様にも価値あるサービスとなるよう、今後とも、連携を強化してまいります。
今回の発表についてのコメント
リテールメディアは、小売事業者のオンライン・オフラインのプロパティへの広告配信が中心と考えられがちですが、小売事業者のファーストパーティデータを使って外部配信する方法もあります。特に日本においては小売事業者のeコマースが成長途上ということもあり、広告配信先として成長するまでは、むしろ外部配信がメインになります。
そのような背景がある中で、オープンインターネットへの広告配信に専門性のあるThe Trade Deskが広告配信・運用を担うことで、ブランドへの広がりが期待できるのではないかと思います。
また、The Trade Deskはグローバルに拠点を保有しているため、アドインテとしてはBRAND LOOP Adsを中心としたリテールメディア支援事業を海外展開しやすくなったと考えられます。