ARを活用した美容製品のショッピングを強化したことを発表
Googleは、2023年10月25日、AR（Augmented Reality – 拡張現実）を活用した美容製品のショッピングを強化したことを発表しました。また新しく、ARビューティー広告も発表しました。
※参考リンク：
ARショッピング強化の内容
Google 約3年前にARビューティー機能を導入しました。現在、老舗ブランドや独立系新興企業を含む50以上のビューティブランドが、GoogleでARを使ってショッピングをすることができます。ARがあると、買い物客は美容商品と10％多くインタラクションしていることが判明したとGoogleは説明しています。
ここ半年だけでも、Covergirl、Dior Beauty、Fenty Beauty、Laura Mercier、Makeup by Marioなどのブランドが、Googleでコレクションを試せるようにしています。
今回の発表では、リップ、アイシャドウ、ファンデーションに加え、ARビューティーの新カテゴリー、ヘアカラーが追加されました。例えば、自宅でヘアカラーをする場合、L’Orealの一連のブランドの色合いが、あなたやあなたの好みに合うモデルにどのように似合うかを見ることができます。他のブランドも、近々試着できるようになる予定です。
ファンデーションを試す新しい方法も追加されました。ファンデーションの色合いが148人の多様なモデルにどのように映るかを見ることができるのはこれまで通りですが、自分でバーチャルに試すこともできるようになりました。
また、Googleアプリに加え、全米のモバイルブラウザからARヘア＆ファンデーションツールにアクセスができるようになりました。
ARビューティー広告
ARビューティー広告で、ブランドはリップやアイ製品を宣伝することができるようになりました。ファンデーションも間もなく登場する予定とのことです。ショッピング広告では、広告の商品画像の代わりに、新しい包括的な試着体験をフィーチャーすることができるようになりました。
今回の発表についてのコメント
【コメント・注目すべき点】
Googleとしては、ARショッピングはかなり力を入れてきた領域かと思います。現時点では米国限定のサービスですが、3年経過し、進化もしたので他の地域にも展開は十分ありえると考えられます。
また、美容以外の業種展開も順次していくことも十分考えられます。
ショッピング領域における競争はプラットフォーム間でも激化しています。アマゾンや最近のTikTokのように、商品発見から購入完了まで一気通貫の体験を提供することは模索せず、ARでいろいろ比較検討がしやすい、という点をGoogleの差別化として推進しようとしているのかもしれません。
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