Googleリスティング広告とは、主にGoogleの検索結果画面に掲載される広告のことです。日本におけるGoogleの検索エンジンシェアは、2023年6月時点で約76%(*)を占めており、インターネットを利用している多くの方にリーチすることができます。
運用型広告を始める際に、最初に取り組むのがGoogle 広告であることが多いでしょう。本記事では、Googleリスティング広告の始め方を豊富な画像を用いて解説します。
*出典:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
アカウントを開設する
まずはGoogle 広告のアカウントを作成しましょう。
※参考リンク:
Google 広告のサービスページの「今すぐ開始」をクリックします。
表示されたボックスには何も記入せずに「キャンペーンなしでアカウントを作成」をクリックします。
タイムゾーンや通貨などに問題がなければ「送信」をクリックします。
キャンペーンを設定する
キャンペーンページでプラスボタンをクリックします。
「キャンペーンの作成」をクリックします。
「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」をクリックします。目標を選択すると、その目標に関連するキャンペーンタイプのみが表示されます。今回は検索広告のキャンペーンを作成しますが「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」を選択することによって全てのキャンペーンタイプを表示することができます。
「検索」をクリックします。
キャンペーン名を任意の名前に変更します。管理しやすい名前を設定しておくとよいでしょう。
「次へ」をクリックします。
重視している指標を選択します。
- クリック数
- インプレッションシェア
今回はWebサイトへのアクセス数を増加させる目的で、クリック数を選択しました。
検索結果画面のみに広告を配信するため、ネットワークの設定「Google ディスプレイネットワークを含める」のチェックを外します。配信期間を設定するために「その他の設定」をクリックします。
配信期間を設定します。終了日は「なし」を選択することもできますが、意図しない配信を防ぐために設定しておくことをおすすめします。
料金や配信期間の設定内容によっては、キーワードと広告を設定するとキャンペーン公開後に広告の配信が開始されます。設定内容が正しいことを確認してから広告の配信を行うため、ここでは何も入力せずにキャンペーン作成後に設定しましょう。ここでは何も入力されていないことを確認して「次へ」をクリックします。
予算設定では1日の平均予算(以降、日予算)を設定することができます。このタイミングでは最小の「1円」に設定します。日予算はお金に関わる最重要項目ですので、他の設定に問題ないことが確認できたら更新しましょう。
確認ページでは、意図した設定が表示されているか確認しましょう。確認した後「キャンペーンを公開」をクリックします。
広告が掲載できない旨のアラートが表示されますが、意図的にそのような設定をしているので「公開」をクリックして問題ありません。
公開が完了するとキャンペーンが管理画面に表示されます。緑色のマークは広告配信ステータスが「オン」になっていることを示しています。クリックすることでステータスを変更できます。現段階では、ステータスが「オン」でも、キーワードと広告を設定していないため広告が配信されることはありません。意図しない配信を防ぐため、配信設定が完了するまではステータスを「オフ」にしておきましょう。
「一時停止」をクリックします。
設定を完了させるためにステータスを「オフ」に切り替えるだけなので「キャンペーンを一時停止」をクリックして問題ありません。
これでキャンペーンの設定は完了です。続いて、キーワードや広告の配信設定を行います。
キーワードを設定する
キャンペーンをクリックします。
広告グループをクリックします。
検索キーワードのページでプラスボタンをクリックします。
キーワードを入力できるボックスが表示されます。
このキーワードは広告の表示範囲を決めるための設定です。キーワードにはマッチタイプという広告の表示範囲を指定する設定があります。特定の検索を行っているユーザーにピンポイントで広告を表示させたい場合は、完全一致を利用します。なお、マッチタイプごとに設定が必要な記号がありますので、以下の入力例を参考にしてください。
マッチタイプ | 広告の表示範囲 | 入力例 |
完全一致 | キーワードと全く同じ意味や意図の検索 | [広告運用] |
フレーズ一致 | キーワードと同じ意味の内容を含む検索 | “広告運用” |
部分一致 | 指定したキーワードに関連する内容の検索 | 広告運用 |
広告を設定する
サイドバーから広告のページに移動し、プラスボタンをクリックします。
「レスポンシブ検索広告」をクリックします。
レスポンシブ検索広告では以下の項目を設定します。
- 遷移先のURL(ユーザーが広告をクリックしたら表示されるページ)
- パス
- 広告見出し
- 説明文
レスポンシブ検索広告の設定画面では、広告見出しや説明文に含める内容がおすすめされます。
- 商品やサービス
- オンラインの在庫状況
- 送料、返品
- メリット
- ブランド
- 行動を促すフレーズ
- 在庫と品ぞろえ
- 価格と手数料
- プロモーションと割引
審査状況を確認する
キーワードや広告を設定した直後は、Google 広告による審査が行われます。審査で承認を得られなければ広告を配信することはできません。検索キーワード、広告ともに「ポリシーの詳細」から審査状況を確認することができます。
検索キーワードでは、有効と表示されていれば問題ありません。
広告においては、承認済みと表示されていれば問題ありません。また、レスポンシブ検索広告ではアセットごとの審査状況を確認する必要があります。「アセットの詳細を表示」から確認することができます。
アセットでは、承認済みと表示されていれば問題ありません。
お支払情報を設定する
管理画面右上の「ツールと設定」にある「お支払情報を設定」をクリックします。
組織情報とクレジットカード情報を記入して「送信」をクリックします。
広告を配信する
全ての設定が意図どおり設定されていることを確認したら、最後にステータスと日予算の更新を行います。日予算は1日あたりの予算です。くれぐれも月の予算を設定しないよう、ご注意ください。一時停止に更新した際の要領でステータスを「有効」に変更します。
これで広告配信が開始されます!お疲れさまでした。
まとめ
Googleリスティング広告を始める方法をご理解いただけたでしょうか。本記事では、基本的なGoogleリスティング広告の設定方法をご紹介しました。これ以外にも、広告配信の成果向上を期待できる設定項目が存在します。また、配信中のPDCAをどのように回すかがパフォーマンスを左右します。
アタラでは、専門知識が豊富なスタッフによる広告運用最適化サービスやコンサルティングを提供しています。現状のパフォーマンスにご不満な方や、Google 広告を始めてみたいと思われましたら、ぜひご相談ください。また、Unyoo.jpではGoogle 広告をはじめとしたプラットフォームの最新動向やコラムを日々発信しています。この機会にSNSアカウントのフォローをお願いします。