目次
X(旧Twitter)広告とは
X広告とは、主にXのタイムラインや[話題を検索]タブの上部に広告を表示することができる広告のことです。「プロモーション」アイコンによって他のツイートと広告とは、はっきり区別できますが、通常のツイートと同じように広告が配信でき、利用者のさまざまなアクション(フォロー、いいね、リツイートなど)を促すことができます。
※参考リンク:X広告の仕組み(X広告とは何ですか?)
X広告の仕組み
利用者への表示の仕組み
フォロー、ツイート、検索、閲覧、またはXアカウントへの反応などのアクション(特定の用語を利用者が検索すると、検索したトピックに関連した広告を表示するなど)に基づいて配信する広告がカスタマイズされます。
プロフィール情報、モバイル端末の位置(位置情報サービスが有効な場合)、IPアドレス、端末にインストールされているアプリなど、利用者のアカウントに関する情報を使って、配信する広告をカスタマイズすることもできます。これにより、ユーザーがいる場所に対応した広告やユーザーの関心が高そうな広告を表示できます。
※参考リンク:X広告の仕組み(特定のX広告が表示される理由)
広告配信の仕組み
X広告の配信にはオークションシステムが採用されています。リーチしたいオーディエンスをターゲットにして、全ての広告主が利用可能な広告スペースに入札します。一般的に、需要の高いオーディエンスは広告配信に必要な入札額が高くなります。オークションシステムでは以下の要素を加味して、広告キャンペーンで支払う金額を決定しています。
- 広告の魅力
- ターゲティングしているオーディエンスのサイズ
- 同じオーディエンスをターゲティングしている他の広告主の数
- 入札額
※参考リンク:X広告の料金(オークション)
X広告の特徴
ビジネスの認知度アップ
X広告はビジネスの認知度アップや、利用者の興味や関心がある内容を伝えやすいツールとして多く利用されています。Xには「新しい情報を見つけたい」「面白い情報に出合いたい」など、興味、関心を深めるために利用している利用者が多いため、人から人へ情報が広がります。
新規顧客の発掘
Xでは常に興味のある話題についてリアルタイムで話されているため、人々の興味、関心をリアルタイムで感じ取り、アプローチすることができます。Xは他媒体に比べ、性別や年齢などのシンプルな属性情報だけでなく、リアルタイムで変化する人の興味、関心に基づいてターゲットへアプローチすることに長けている印象があります。
リピート率アップとコミュニティづくり
Xは、コミュニティづくりが得意なプラットフォームなのでリピート率アップの施策と相性がよいとされています。ファンベース(顧客を企業を支えるファンとして捉え、顧客を大切にしていこうとする考え方)やコミュニティの形成が企業の利益になるという考え方により、消費者と企業の関わり方が大きく変わってきています。顧客からダイレクトに商品の感想やフィードバックを受けることで、新商品開発に生かすこともできます。
※参考リンク:X広告を始めましょう(Xなら実現できます)
X広告のキャンペーン目的
目的 | キャンペーン名 | 特徴 |
リーチする | リーチキャンペーン | 広告を見る利用者数を最大化できます。ブランド認知を獲得したり向上させたりしたい場合や、なるべく多くの利用者に広告を見てもらいたい場合にお勧めです。新たな見込み顧客とのつながりを築くこともできます。
参考リンク: |
検討を促す | 動画の再生数 キャンペーン |
メディアに適したあらゆる動画フォーマットを活用して、動画に反応したり、視聴したりする可能性の高い利用者とつながることに優れています。
参考リンク: |
プレロール再生数 キャンペーン |
利用者が視聴している動画の本編の前に、広告が配信されます。AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップのいずれかの広告フォーマットを選べます。
Amplifyプレロール Amplifyスポンサーシップ 参考リンク: |
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アプリのインストール数 キャンペーン |
より多くの利用者にアプリのダウンロードを促すことができます。Xからアプリストアに移動し短い時間でコンバージョン(ダウンロードなど)する可能性の高い利用者に対し、アプリの認知を高めるのに役立ちます。
参考リンク: |
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ウェブサイトの訪問者数 キャンペーン |
Webサイトの訪問数を増やすのに優れています。ウェブサイトボタン付きの広告を配信できます。
参考リンク: |
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エンゲージメント数 キャンペーン |
利用者にツイート(配信している広告)への反応(クリックやツイートなど)を促します。ブランドを話題にしてもらうことに役立ちます。
参考リンク: |
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フォロワー数 キャンペーン |
タイムライン内でXアカウントのプロモーションを行うことで、Xで新しいフォロワーを獲得し、オーディエンスを増やすことができます。アカウントをフォローする見込み顧客数を増やしたい場合に利用されます。
参考リンク: |
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行動を促す | アプリのリエンゲージメント数 キャンペーン |
アプリの起動や更新、アプリ内での特定の行動を促します。既存の利用者のブランドロイヤリティを向上させたり、アプリ内コンバージョン(課金など)を促進したりすることができます。
参考リンク: |
X広告の課金形態
選択した「キャンペーンの目的」によって、課金形態は異なります。課金されるのは、キャンペーンの目的に応じた特定のアクションが発生した場合のみです。X広告の課金形態は以下のとおりです。
目的 | 課金スタイル | 課金タイミング |
フォロワー(プロモアカウント) | CPF(フォロワー獲得単価) | アカウントがフォローされたとき |
Webサイトへの誘導数 またはコンバージョン |
CPC(クリック単価) | 広告がクリックされたとき |
ブランド認知度の向上 | CPM(インプレッション単価) | 広告が1000回表示されたとき |
ツイートのエンゲージメント | CPE(エンゲージメント単価) | ユーザーにツイートが反応・行動されたとき |
アプリのインストール数 または起動回数(MAP) |
CPAC(アプリクリック課金) OAB(目的に基づいた自動最適入札) CPI(アプリインストール課金) |
Google PlayもしくはApp Storeへの遷移、アプリ起動、アプリのインストールなどされたとき |
動画の再生数 | CPV(視聴単価) | 動画が再生されたとき |
※参考リンク:キャンペーン目的の選び方
X広告のターゲティング手法
オーディエンスの特性
地域、言語、端末、年齢、性別を絞って、対象者に広告配信できます。
オーディエンスタイプ
会話、イベント、興味関心、映画、テレビ番組、キーワード、フォロワーが似ているアカウント、エンゲージメントに基づいて広告配信できます。
既存のオーディエンス
フォロワーや独自のCRMリストをアップロードすることにより、既存のオーディエンスを対象に広告配信できます。
※参考リンク:X広告のターゲティング
X広告の広告フォーマット
テキスト広告
Xのベースである上限文字数140文字のツイートを利用する広告です(140字にはリンクに使用する文字も含む)。簡単でシンプルではあるものの、ユーザーの興味を引くことは難しいフォーマットのため、画像や動画を利用することが多くなっています。
画像広告
ツイートに画像を添付して配信する広告です。画像は複数添付することも可能です。テキストのみのツイートよりもユーザーの興味を引くことができます。
動画広告
ツイートに動画を添付して配信する広告です。動画フォーマットはMP4またはMOVのファイル形式に対応しており、サイズ上限は1GBとなっています。動きと音声でユーザーに情報を届けられるため、画像だけでは十分に伝えられない情報などを詳しく紹介できます。
カルーセル
水平方向にスワイプ可能な画像や動画を2~6つ使用して配信する広告です。ストーリー性を持たせて情報を伝えることに向いているフォーマットです。
フォロワー獲得広告
ターゲティングで設定したユーザーに対してアカウント自体をプロモーションする広告です。認知度を高めたり、新しいフォロワーを獲得したりするために活用できます。
ダイナミック商品広告
適切なタイミングで適切なユーザーに対して、最も関連性が高いと判断される商品を表示させることができる広告です。
※参考リンク(1~6):広告クリエイティブの仕様
コレクション広告
閲覧だけでなく、ストーリーテリング、購入もできる広告です。メインの大きな画像一つと、その下に複数の小さなサムネイル画像を表示させることができます。
※参考リンク:X広告のフォーマット
X広告の費用感
2023年4月21日より、プラットフォーム上のコンテンツの質を向上させ、不正アカウントやボットを減らすことを目的に、Xで広告を掲載するためには、広告主は以下のいずれかを満たすことが必要となりました。
- 認証済みのチェックマークが付いている
- X Premiumに加入している
- Verified Organizations(行政機関や多国間機関、またはその関係者であることの認証)に加入している
X広告は最小金額(最低出稿金額など)が設定されておらず、キャンペーンのために支払う金額をいつでも細かく調整できます。そのため、少額の広告予算からでもチャレンジできる広告です。
X広告キャンペーンの価格はオークションモデルで決まるため、費用感は広告キャンペーンの設定で選択したターゲティング、クリエイティブなどで異なってきます。実現したいことに合わせて最適な目的を選択でき、課金スタイルもアクション(実現したいこと)を行われた場合のみとなっているため、目的に見合う支払いが可能な金額に設定しましょう。
※参考リンク:X広告の料金
まとめ
X広告は、利用者と企業とのつながりや、利用者同士のつながりを意識して広告配信することが得意な広告です。リアルタイムの情報発信や、企業と利用者との距離感など他の広告とは異なったアプローチができることが特徴となっています。リアルタイムで変化する利用者の興味・関心に注意しながら広告配信することを意識して、運用していきたいですね。
アタラでは、専門知識が豊富なスタッフによる広告運用最適化サービスやコンサルティングを提供しています。現状のパフォーマンスにご不満な方や、X広告を始めてみたいと思われましたら、ぜひご相談ください。また、Unyoo.jpではX広告をはじめとしたプラットフォームの最新動向やコラムを日々発信しています。この機会にSNSアカウントのフォローをお願いします。
※この記事の内容は、公開・更新時点の情報をもとに作成しています。
公開:2023年6月22日
更新:2024年5月10日