Microsoft 広告、身元確認を全ての業種へ拡大

Microsoft 広告、身元確認をすべての業種へ拡大

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【この記事のポイント】

Microsoft 広告では2023年8月1日以降、すべての広告が身元確認が行われた広告主から配信されるように。

身元確認済みの広告主が配信する広告では、広告主や企業、個人の名前と所在国、広告が表示される理由を確認できる。

新規広告主は2023年7月1日から身元確認が義務化される。

既存広告主は2023年8月1日までに身元確認を完了する必要がある。


2023年6月6日(米国時間)、Microsoftは2023年8月1日からすべての広告が、身元確認が行われた広告主から配信されるようになることを発表しました。

※参考リンク:

 

発表の詳細

Microsoft 広告の身元確認プログラムであるAdvertiser Identity Verification(以下、AIV)は、2022年6月にアメリカやイギリス等の一部の国において、特定の業種や不明確なビジネスモデルを行っていると判断された広告主に限定して導入されていました。今回の発表により、AIVが国を問わずすべての業種の広告主に導入されることになります。

身元確認を行った広告主が配信する広告では、以下の項目を確認することができます。

  • 広告主や企業、個人の名前
  • 広告主や企業、個人の所在国
  • 広告が表示される理由

さらに、EU内でBingに表示される広告は、今後提供予定の広告ライブラリで広告主の詳細を確認できるようになります。ユーザーは、広告ライブラリ内で広告主の名前やクリエイティブに含まれる単語を検索することで、広告主に関する情報を確認できます。

 

スケジュール

■2023年7月1日から(新規広告主向け)
すべての新規広告主は身元確認が義務付けられます。

■2023年8月1日まで(既存広告主向け)
既存の広告主は広告配信を継続するために身元確認を完了する必要があります。身元確認が必要なタイミングになると、Microsoft 広告からメールが届きます。身元確認を行うために必要な情報が揃っている一部の広告主は、自動的に身元確認のステータスが更新されます。7月15日時点で身元確認のステータスが自動的に更新されておらず、かつ身元確認に関するメールを受け取っていない広告主は、サポートに連絡する必要があります。

※参考リンク:

なお、広告主の身元確認プログラムについての詳細はヘルプページで確認できます。

※参考リンク:

 

今回の発表についてのコメント

Microsoft 広告が身元確認をすべての業種に拡大することは、既に一部の国における特定の業種で導入を進めていたことを踏まえると既定路線と言えるでしょう。身元確認プログラムはGoogle 広告が先行していましたが、個人を含めたすべてのアカウントで身元確認を必須としたのはMicrosoft 広告のみです。広告主に関する情報が可視化され、透明性が担保されることは、ユーザーがインターネットを安心安全に楽しむことにつながり、広告への信頼向上の一助になります。

Microsoft 広告から配信される広告のすべてが、身元確認された広告主から配信されるようになるまで残り2カ月です。スムーズな対応ができるよう、ヘルプページを確認し準備をしておきたいですね。

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