Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）とは？料金・仕組み・特徴について解説

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）とは

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）とは、Meta社が提供するアプリであるFacebookやInstagram、Messenger、そしてMeta社が提携するアプリへ配信できる広告のことです。Facebookの月間アクティブユーザー数は約2600万人（2019年7月時点 *1）、Instagramの月間アクティブユーザー数は約3300万人（2019年3月時点 *2）いるとされており、これらのユーザーへ向けて配信できます。

※出典：
*1: Meta ニュースルーム, 2019年6月7日
*2: CNET Japan, 2019年7月8日

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）の仕組み

Meta広告は運用型広告であり、広告の表示はオークションによって決まります。オークションの勝敗は以下の三つの要素によって決まります。ただし広告主は、これらがどのように評価されているかは正確に知ることができません。

• 入札単価　
• 推定アクション率
• 広告品質

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）の特徴

• 高いターゲティング精度
  • 他のSNSとは異なり、Facebookでは実名登録が求められます。ユーザーの本名や年齢、居住地、勤め先などユーザーが自身で登録した正確な情報やFacebook、Instagram内での行動（投稿やいいね！など）を基にしたユーザーの興味・関心データから詳細なターゲティングが可能です。

• 豊富な配信先
  • FacebookとInstagramへの配信に加え、Meta社が提供するメッセージアプリ「Messenger」やFacebookが提携しているアプリ（Meta Audience Network）にも広告が配信できます。

• あらゆる目的に対応可能
  
  • FacebookをはじめとするSNSは通勤などの移動時、生活の中での隙間時間などに細切れに利用される傾向があります。つまり、1日に何度もサービスが利用されます。そのため、認知から購買に至るまでのプロセスのあらゆるタイミングでユーザーにアプローチすることが可能となります。

• Instagramは購買意欲の強いユーザーにアプローチできるSNSである
  • Instagramは特定の商品や場所、趣味などに関する情報検索・収集のツールとして利用される傾向が強くなってきているため、商品の情報収集をしている購買意欲の強いユーザーにアプローチができます。

• ビジュアルによる訴求ができる
  • Instagramの投稿では、フィード面に画像や動画が大きく表示されますが、広告についても同様で、フィード面やストーリーズ面など投稿の中に自然に入り込む形で表示されます。商品の情報やブランドロゴなどをビジュアルで訴求することで、ユーザーにイメージを持ってもらいやすくなっています。

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）で選択できるキャンペーン目的

• 認知度
  • 自社の広告を覚えてくれる可能性が高いユーザーへできるだけ多くリーチしたいときなどに使用

• トラフィック
  • 指定のサイト、リンク先への流入数を増やしたいときに使用

• エンゲージメント
  • 投稿に対するエンゲージメントや動画の再生数、自身のページへのいいね！などを促したいときに使用

• リード
  • 見込み顧客の電話番号やメールアドレスなどの情報を収集したいときなどに使用

• アプリの宣伝
  • モバイルデバイス用アプリのインストール数を増やしたいときなどに使用

• 売上
  • 自社商品の購入やサービスの申し込みを増やしたいときなどに使用

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）の課金形態

課金形態は以下の通りで、キャンペーン目的によって選べる形態が異なります。

※最適化ポイントの設定に応じて、選択できる課金対象が異なります。
Thruplayの詳細はこちら：https://www.facebook.com/business/help/2051461368219124
動画の2秒以上の継続的な再生の詳細はこちら：https://www.facebook.com/business/help/1925542547764376

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）のターゲティング手法

• コアオーディエンス
  • 年齢、性別、役職、年収、興味・関心などユーザー自身で登録した情報に基づいて行うターゲティング手法です。

• カスタムオーディエンス
  • 広告主のWebサイトに訪問したことのあるユーザーや、広告主が保有する顧客情報、自社のFacebookアカウントのフォロワー情報などを利用して行うターゲティング手法です。

• 類似オーディエンス
  • ソースとなるオーディエンスの対象となるユーザーの属性を基に、それらのユーザーに類似しているユーザーをセグメントして、新たにオーディエンスを作成して行うターゲティング手法です。

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）の広告フォーマット

• シングル画像
  • 1枚の画像とテキストで構成されている広告です。画像を一つ作成すれば配信可能なため、クリエイティブ作成の手間が少なく、手軽に始められます。

• シングル動画
  • 一つの動画（音声を含む）とテキストで構成されている広告です。動きと音声でユーザーに情報を届けられるため、写真だけでは十分に伝えられない商品の特徴などを詳しく紹介できます。

•  カルーセル
  • 複数の画像・動画とテキストを組み合わせた広告です。1投稿で最大10のコンテンツを掲載でき、横にスクロールすることで閲覧できます。また、画像や動画ごとに別々のリンクを設定できます。商品をカタログ風に紹介できることや、一つの商品の機能や特徴、魅力を複数紹介できること、顧客の利用ストーリーなどを紙芝居のように紹介できることが特徴です。

• コレクション
  • メインビジュアル(動画・画像)と商品画像の二部で構成されている広告です。動画と画像をあわせて配信できるためユーザーの興味を引きやすく、また、一つの広告で商品の認知からコンバージョンまで可能です。

• インスタントエクスペリエンス
  • モバイル限定のフォーマットで、広告がタップされるとWebページに遷移せずに、アプリ内で画像や動画を配置したページがフルスクリーンで表示されます。Webサイト遷移前に多くの情報をユーザーへ伝えられます。

• パートナーシップ広告（旧ブランドコンテンツ広告）
  • クリエイター（インフルエンサー）のオーガニック投稿を、企業が広告として配信することができる広告です。クリエイター（インフルエンサー）の認知度・影響力を借りて商材を宣伝できます。

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）費用感

Meta広告は最低出稿金額が100円となっており、低予算から開始することができます。しかしながら実際には、100円で開始するという方はほとんどいないでしょう。

一般的には、クリック単価の目安は100円前後、CPM（1000回表示あたりの単価）は500円～1000円程度といわれています。

ただし、これらの金額は相場であって競争に応じて変動します。似たようなターゲットに対して広告を多く出している状況（＝競合が多い）であれば競争は激しくなり、単価が高騰することも考えられ、反対に競合が少なければ単価は低く抑えられるでしょう。

まとめ

Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）とはどういったものなのか、概要はつかめたのではないかと思います。

認知から売上拡大まで、幅広い目的で活用できる広告プラットフォームであり、低予算で始められるため、SNS広告を始めようとしている広告主にとっては開始するハードルは低いように感じるでしょう。ただし、全てを理解しうまく広告運用するには多くの経験が必要となります。

アタラ合同会社では、専門知識が豊富なスタッフによる広告運用最適化サービスやコンサルティングを提供しています。現状のパフォーマンスにご不満の方や、Meta広告（Facebook広告、Instagram広告）を始めてみたいという場合はぜひご相談ください。

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※この記事の内容は、公開時点の情報をもとに作成しています。

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