2023年4月21日(米国時間)、X Corp.はTwitter広告の広告主に対して認証取得を義務とすることを発表しました。広告配信には認証済みを表す名前の横に付くチェックマークが必要となります。
※参照元:
内容
2023年4月21日より、Twitterで広告を掲載するためには、広告主は以下のいずれかを満たすことが必要となります。
- 認証済みのチェックマークが付いている
- Twitter Blueに加入している
- Verified Organizations(行政機関や多国間機関、またはその関係者であることの認証)に加入している
今回のアップデートは、プラットフォーム上のコンテンツの質を向上させ、不正アカウントやボットを減らすことを目的としています。
チェックマークについての公式ヘルプページはこちら
毎月1,000米ドル以上利用するビジネスアカウントは、既にゴールドのチェックマークが付いている、または近日中に付く予定となっています。
また、日本でのTwitter Blueの月額は、iOSまたはAndroidアプリ経由の場合1,380円、Webサイト経由の場合980円となっています。
Twitter Blue 公式ヘルプページ:
Verified Organizations公式ヘルプページ:
執筆者からのコメント
X Corp.は収益を上げようと奔走しているようです。ただ、今回のアップデートをきっかけに認証取得していない広告主は広告配信媒体を別媒体へシフトすることも検討したり、これからTwitterへの広告出稿を考えていた広告主には一つハードルが増えることとなり、マイナスの影響もあるのではないかと考えられます。現時点で月額1,000米ドル以上の利用がある広告主にとっては大きな問題はないものの、今後X Corp.の財務状況によってはさらに広告主にとっては改悪となるアップデートが実施されることもあるでしょう。今後もプロダクトアップデート情報や財務状況に注視してまいります。