TikTokは2023年3月7日、有料動画の配信機能「Series」を発表しました。
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TikTokの有料動画の配信機能「Series」
TikTok Seriesは、TikTokの投稿者が自身の動画を有料配信できる機能です。クリエイターは、動画の長さは通常動画の倍となる1本あたり最大20分の動画をシリーズあたり80本まで投稿可能。TikTokは、この新しい長編フォーマットについて、クリエイターが収入を得るためのもう一つの方法であると説明し、クリエイターはコンテンツ収益額を99セントから189.99ドルまで金額を自由に設定できるようになるとしています。視聴者は、動画のリンク、または投稿者のプロフィールページから有料動画の視聴権利を購入する仕組みとなっています。
Seriesで販売する動画はTikTokのコミュニティガイドラインを遵守する必要があるため、アダルト動画などの動画を販売することはできません。TikTokは、この機能に関するユーザーからのフィードバックをモニタリングしていくとしています。
Seriesは2023年3月7日現在においてはテスト運用段階で、動画を有料販売できるのは一部のクリエイター限定となっています。TikTokは今後数ヵ月かけて対象となるユーザーを拡大する予定としています。
今回の発表についてのコメント
この動きは、TikTokとYouTubeの競争が激化していることを表しています。YouTubeは長編動画領域をほぼ独占してきたものの、2021年8月にYouTubeショートを立ち上げ。逆にTikTokは、動画の長さを60秒から3分、そして1年前には10分に延長、そして今回20分に延長。PinterestもFacebookも長編化に取り組んでおり、迎え撃つYouTubeにとってはさらなるチャンレジとなるでしょう。