2023年3月7日(米国時間)、MicrosoftはMicrosoft 広告に関する3月実施のアップデート内容を発表しました。
参照サイト:
コードなしでのカスタムコンバージョン設定
カスタムコンバージョンのトラッキング設定方法がよりシンプルになりました。
Microsoft広告向けMicrosoft ClarityをUETタグ(Universal Event Trackingタグ)の設定画面で有効にすることで、コーディング無しでイベントごとのコンバージョントラッキングの設定ができるようになりました。
これまで手動でタグを設定する場合は、Webサイトのコードを更新する必要がありましたが、今回の新しい設定方法を使えば、数クリックでカスタムコンバージョンタグの設定ができるようになります。
UETタグ削除の簡易化
今月より、UETタグの設定画面で未使用のタグを削除できるようになりました。新しいWebサイト、コンバージョンデータの整理、タグの重複などがある場合に、削除したいUETタグ横のチェックボックスにチェックを入れて削除することができます。
ただし、削除できるタグはコンバージョンゴールやオーディエンスト関連付けされていないもの、他アカウントに共有されていないものに限られています。
カスタムの組み合わせ機能
先月発表されていたカスタムコンビネーションの機能が今月実装され、以下のオーディエンスタイプの組み合わせリストを作成できるようになりました。
- カスタマーマッチ
- カスタムオーディエンス
- リマーケティング
- ダイナミックリマーケティング
これまでは「カスタマーマッチ+他のカスタマーマッチリスト」、「カスタムオーディエンス+他のカスタムオーディエンス」の2種類の組み合わせのみ可能でした。
ロゴ入りマルチメディア広告
マルチメディア広告において、Webの広告管理画面から会社のブランドロゴを追加できるようになりました。最大で正方形(1:1)5つ、横向きの長方形(4:1)5つのアップロードが可能です(形式はJPGもしくはPNG)。
現在、ロゴの広告プレビューは利用できないものの、近日中にMicrosoft Advertisingエディターで確認できるようになるとのことです。
ショッピング広告のアップデート(北米限定)
2023年3月後半、ショッピング広告において英語以外の言語で検索された場合にも広告が表示されるようになります。具体的には米国ではスペイン語、カナダではフランス語で検索された場合にも広告が表示されます。
4月4日にも同じようにアップデートに関する発表があるとのことですので、楽しみに待ちましょう。
本記事が、皆さまの広告運用のお役に立てれば幸いです。