Criteo、オムニチャネルのリテールメディア・プラットフォームBrandcrushを買収

Criteo、オムニチャネルのリテールメディア・プラットフォームBrandcrushを買収

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Criteoは2023年3月7日、オムニチャネルのリテールメディア・プラットフォームであるBrandcrushの買収を発表しました。

※参考リンク:

CriteoによるBrandcrushの買収

オーストラリアに拠点を置くBrandcrushは、オフラインのメディアチャネルを含むオムニチャネルでのリテールメディアのバイイングおよびセリングが可能なプラットフォームを提供しています。本買収によりCriteoは、小売業者に対し、自社のEコマースと実店舗にて、全体のメディアインベントリを管理するための総合的なオムニチャネル・マネタイゼーション・ソリューションをグローバルに提供します。Brandcrushを導入することで、小売業者は、すべてのチャネルにわたるリテールメディアの注文、インベントリおよびサプライヤー管理のための専用ソリューションの活用が可能となりました。

また、ブランドや広告代理店に対し、主要な小売業者のメディアに一気通貫でシームレスにアクセスし、オムニチャネルでメディアを購入することを可能にします。広告主は、リテールメディアの配信先広告枠をセルフサービスで検索して予約でき、小売業者は諸経費や間接費を増やさず収益を向上させることができます。

Brandcrushのプラットフォームは、デジタルスクリーンやPOSディスプレイ、サンプリングなどの店舗内アクティベーションから、同梱サンプリングやインサートなどの店舗外アクティベーション、およびデジタルサーキュラーやeメール、SNSにわたる、360°のメディアアセット管理を提供します。スポンサード広告やオンサイトディスプレイ、オフサイト広告など、Criteoが提供するリテールメディア・ソリューションと組み合わせることで、広告主は、リテールメディア全体にわたってオムニチャネルでキャンペーンを展開できるようになります。

Criteoのグローバルエンタープライズ担当ゼネラルマネージャーであるシェリー・スミス(Sherry Smith)は次のように述べています。「マーケティング担当者がリテールメディアへの投資を続けるなか、オフラインが新たな領域として台頭してきており、ブランドや代理店はキャンペーンを効果的かつ総合的に企画、実行、測定することが求められています。Brandcrushは、オフラインとオンラインの広告管理を強化するという現在の市場ニーズに応え、Criteoのソリューションと連動することにより、オムニチャネル・リテールメディア戦略を実現し、小売業者がリテールメディアのエコシステムを自社で構築することを可能にします」

Brandcrushの共同開発者兼CEOであるテレサ・アプリレ(Teresa Aprile)は次のように述べています。「小売業者に最も効果的なマネタイゼーション・プラットフォームを構築するために、当社プラットフォームとCriteo最高クラスのリテールメディアテクノロジーを集結させます。Criteoは業界では他に類を見ない175社以上の小売業者と約1800社の広告主を擁しており、広告エコシステム全体にわたるオムニチャネルの力を活用するために、その独自のスケールを活かしていきます」

Brandcrushのプラットフォームは世界中で利用可能で、現在Criteoのリテールメディアとの統合を進めています。

 

今回の発表についてのコメント

Criteoにとって実店舗のリテールメディア・ソリューション部分はmissing pieceだったので、悲願の統合になるのではないでしょうか?統合がうまくいけば、かなり統合的で、小売り事業者にとっても魅力的なオファーリングになるのではないでしょうか?小売業者の獲得にどのように変化があるか要注目ですね。


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