TikTok プロモートの新機能
TikTok広告は、2023年2月8日に、オーガニック投稿を簡単に広告に変換するツール『TikTok プロモート』に新しくターゲティングやブースト機能を追加しました。
※参考リンク:
※参考リンク:
今回追加されたTikTok プロモートの新機能は以下の通りです:
- 目的に「プロフィール閲覧数増加」追加: プロモートの広告主が、ブランドのストーリーを伝えたり、さまざまな製品やサービスを紹介したりするために、TikTokページにトラフィックを誘導できるように、新しいプロモート目的が追加されました。「プロフィール閲覧数増加」では、視聴者にコールトゥアクションが表示され、広告主のTikTokプロフィールに直接誘導することができます。
- 目的「メッセージを増やす」追加:新しい「メッセージを増やす」というプロモート目的では、サービス業、B2Bブランド、カスタムオーダーを受け付ける企業など、顧客との交流に売上を依存している中小企業が、TikTokの受信トレイに直接トラフィックを誘導することができます。
- クリエイターのコンテンツをブースト:クリエイターと協業している中小企業向けに、クリエイターの動画やLIVE動画をプロモートし、ターゲットとなる視聴者の再生回数を増やすことができるようになりました。また、クリエイターはPromote for Othersオプションを利用することで、より多くの人に見てもらいたいコンテンツやクリエイター、企業に対してプロモーションを行うことができます。
- ロケーションターゲティングの追加:プロモートのオーディエンスターゲティングを拡張し、性別、年齢、興味関心に加え、位置情報を含めることができるようになったため、実店舗を持つ中小企業が地域コミュニティを直接ターゲットにできるようになりました。広告主は、TikTokにオーディエンスの選択を任せるか、性別、年齢、興味関心、そして今回新たにロケーションに基づいてリーチしたいユーザーを選択し、独自のカスタムオーディエンスを作成することができるようになりました。
今回の発表についてのコメント
Neurons社によると、オーガニックコンテンツのプロモーションは、オーガニックコンテンツに最初に接触している場合、広告のパフォーマンスが向上するため、有料広告全体のパフォーマンスの向上に役立つことが研究で示されています。具体的には、有料広告の前にオーガニックのTikTok動画を見ることで、ブランドリコールが27%増加し、広告のブランドは12%長く注目されるとしています。
TikTok プロモートは、①低予算での広告配信が可能、②投稿した動画をおすすめ欄に表示可能、③ターゲットを指定して効率的に投稿可能、とメリットも多いですが、一方で、オーガニックと広告の見分けがつきづらく、広告だと分かった際にユーザーが不審に感じるリスクはあると思われます。やはりコンテンツの作り方が重要になると思われます。