Google アナリティクス 4 プロパティの自動作成を適用へ

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Google アナリティクス 4 プロパティの自動作成処理の対象

Googleは、2023年初頭までにGoogle アナリティクス 4 プロパティの作成と基本設定を済ませていない場合、Google アナリティクス 4 プロパティを自動的に作成すると発表しました。

※参考リンク:

 

過去12か月間にヒットが発生した標準のユニバーサルアナリティクスプロパティはすべて、Google アナリティクス 4 プロパティの自動作成処理の対象となり、自動処理を適用しない場合、2023年2月28日までにオプトアウトが必要になります。
ただし、有償版(ユニバーサルアナリティクス360)は自動処理の対象外のようです。

過去 12 か月間にヒットが発生した標準のユニバーサル アナリティクス プロパティはすべて、Google アナリティクス 4 プロパティの自動作成処理の対象となります。ただし、2023 年 2 月 28 日までに、この自動処理をオプトアウトした場合を除きます。

引用元:https://support.google.com/analytics/answer/12938611

 

また、すでにGoogle アナリティクス 4 プロパティを作成している場合でも、基本的な移行処理が完了していないプロパティは自動処理の対象となるようです。

移行処理(サイトタグ、目標、オーディエンス、Google 広告のリンク、Google 広告で使われている目標やオーディエンスの移行処理)の一部を開始したものの、2023 年初頭までに設定が完了していないプロパティも、自動移行処理の対象となります。

引用元:https://support.google.com/analytics/answer/12938611

 

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自動処理のオプトアウト手順

自動処理をオプトアウトするには、ユニバーサルアナリティクスプロパティの編集者または管理者の権限が必要になります。
またオプトアウトは2023年2月28日までとされています。

 

1. 該当のユニバーサルアナリティクスプロパティを開き、管理 > GA4設定アシスタント をクリックします。
ユニバーサルアナリティクスプロパティのGA4設定アシスタント1

2. ページ下部の「Google アナリティクス 4 プロパティを基本設定で自動的に作成」の切り替えスイッチをオフにします。
ユニバーサルアナリティクスプロパティのGA4設定アシスタント1

 

自動作成されたGoogle アナリティクス 4 プロパティ

自動的に作成されたGoogle アナリティクス 4 プロパティに含まれるのは、以下の基本的な機能に限られるとのことです。

GA4プロパティとウェブデータストリーム
自動的に作成されたGoogle アナリティクス 4 プロパティには、ユニバーサルアナリティクスプロパティのデフォルトビューに表示されていた業種、レポートのタイムゾーン、通貨が設定されます。
また、プロパティ名にはユニバーサルアナリティクスプロパティの名前の末尾に「- GA4」が付加されます。ウェブデータストリームも設定されます。

アクセス権限
自動的に作成されたGoogle アナリティクス 4 プロパティのアクセス権限はユニバーサルアナリティクスのプロパティ単位のユーザーがコピーされ、同等の権限が与えられます。ビュー単位のユーザーはコピーされません。

既存のサイトタグを再利用
ウェブサイトにgtag.jsやanalytics.jsが設定されている場合、自動作成されたGoogle アナリティクス 4 プロパティでは、接続済みのサイトタグ経由でデータを受信します。
参考リンク:https://support.google.com/analytics/answer/9973999

ga.jsやurchin.js、analytics.jsの高度な機能(クライアントIDの変更やタスクなど)を利用している場合は、サイトタグが再利用されないため、タグ設定をやり直す必要があります。

カスタムイベント
ユニバーサルアナリティクスプロパティでカスタムイベントを設定していた場合、自動作成されたGoogle アナリティクス 4 プロパティでは、それらがGA4のカスタムイベントとして自動的に収集されます。ユニバーサルアナリティクスイベントのカテゴリ、アクション、ラベル、値は、次のようにGoogleアナリティクス4のイベントとパラメータに自動変換されます。

・アクションは、Googleアナリティクス4ではイベント名になります。
・カテゴリ、ラベル、値はGoogleアナリティクス4ではイベントパラメータになります。

また、これにより、イベントパラメータをレポートに表示するために、「event_category」と「event_label」のイベントスコープのカスタムディメンションも自動的に作成されます。

UAのイベント目標と到達ページの目標をGA4のコンバージョンとして再現
ユニバーサルアナリティクスプロパティで設定していた、スマートゴール以外の目標タイプを使った目標はGA4のコンバージョンとして自動的に設定されます。

オーディエンス
多くのUAオーディエンスは、GA4に自動的に作成されます。ヘルプページには「多くの」と書いており、具体的に自動作成されない場合の条件が書かれていないため、一部オーディエンスは引き継がれない可能性があります。

Google 広告とのリンク
ユニバーサルアナリティクスプロパティで有効なGoogle 広告のリンクはすべてGoogle アナリティクス 4 プロパティにコピーされ、Googleアナリティクス4のレポートにGoogle 広告のデータが表示されるようになります。また、リンクしたGoogle 広告アカウントでもGoogleアナリティクス4のデータを確認できるようになります。

Google 広告のコンバージョン設定
ユニバーサルアナリティクスプロパティから、Google 広告にインポートしたコンバージョンで入札を使用している場合、これらのコンバージョンはGA4の同等の要素に切り替わります。この処理では、リンクしているGoogle 広告アカウントで次の手順が必要になります。

・GA4の同等のコンバージョンイベントをインポートする
・そのイベントの「操作の最適化」設定を「メイン」にする
・ユニバーサルアナリティクスのコンバージョンの「操作の最適化」設定を「サブ」にする

また、Google 広告のカスタム目標でユニバーサルアナリティクスのコンバージョンを使用している場合、そのコンバージョンは削除され、GA4の同等のコンバージョンに置き換えられます。

Google 広告のオーディエンス設定
ユニバーサルアナリティクスプロパティからGoogle 広告にインポートしたオーディエンスを使用している場合、これらのオーディエンスはGA4の同様の要素と組み合わされます。

 

今回の発表についてのコメント

あまりにも急なアナウンスであり、対処するにも残り1か月を切っているため、もしオプトアウトが必要な場合は早急に対応したほうがよさそうです。
オプトアウトが必要なケースとしては、現在GA4に移行中で、UAからGA4への移行項目を精査している場合や、アカウント内のプロパティ数が上限に近い場合などが考えられます。

また、Google 広告とリンクしている場合、コンバージョンやオーディエンスに影響が出る可能性があるため、影響範囲は事前に調査しておく必要がありそうです。

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