Pinterest とAlbertsonsの提携について
Pinterestは1月5日、PinterestとLiveRampがデータクリーンルームの試験運用を開始したことを発表しました。
試験運用は食品小売会社のAlbertsonsのリテールメディアであるAlbertsons Media Collectiveで開始されています。
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PinterestとLiveRampの協業により、広告主はファーストパーティーデータとPinterestのプラットフォームデータを安全な環境で結合することが可能になり、クリーンルーム内のデータは非公開の状態が保たれながらも、広告パフォーマンスに関する総合的なインサイトが提供されるようになります。
Albertsonsは米国のスーパーマーケットチェーンで業界4位に位置しています。昨年、Albertsonsは米国スーパーマーケット業界2位のKrogerによる買収が発表され、WalMartに迫る勢いです。
Albertsonsのリテールメディアへの参入は2021年とごく最近でしたが、PinterestとAlbertsonsの協業は2021年から開始されています。この協業はAlbertsonsのアプリ内体験を向上させるもので、Albertsonsのスタッフが作成したレシピのピンがAlbertsonsアプリ内に表示される仕組みとなっています。ユーザーはピンに表示されたレシピ内で使用されている商品を数回のタップで購入することが可能となります。また、食材の活用方法を複数のレシピを元に提案したり、特定の食事制限を考慮した提案をおこなうなど、消費者にとってメリットの多いショッピング体験が提供されています。
今回の試験内容
データクリーンルームの試験運用はAlbertsons Meia Collectiveに出稿している広告主やブランド向けに提供され、広告主はAlbertsons Media Collectiveへ出稿する前に、Pinterest内にいる既存顧客を発見することが可能となります。
リテールメディアとデータクリーンルームの提携は今後も加速すると予測されます。クリーンルームの導入が加速されれば、広告主とメディアは安全な環境下でデータを結合することが容易になるため、新たな効果測定の一つとして今後定着していきそうです。