Google 広告が分析情報ページに4つの新機能追加を発表
2022年12月14日(水)、GoogleはGoogle 広告管理画面の分析情報ページに「検索語句に関する分析情報」「アセット分析」「オーディエンス分析」そして「変更履歴の分析」の4つの新機能を追加したことを発表しました。
現在、これらの機能は全世界で利用可能となっています。
参照サイト:
検索語句に関する分析情報
広告表示につながった検索語句が、検索カテゴリーと検索サブカテゴリーに分類、分析され、コンバージョンや検索ボリューム、検索ボリュームの伸びなどのパフォーマンス指標に関する分析情報が表示されます。
この情報から、個々の検索語句を確認することなく、ユーザーが何を求めて検索しているのかをすばやく把握するのに役立てることができるとされています。
画像引用元:https://blog.google/products/ads-commerce/new-holiday-insights/
公式ヘルプページ:
アセット分析
この情報からは、潜在顧客をより引き付けるクリエイティブアセットが何かを理解するのに役立てることができるとされています。
ここから得られる情報の利用例として以下が挙げられます。
- エンゲージメントの高いオーディエンスを特定する。
- エンゲージメントの高いオーディエンス向けに作成する広告のアセットやランディングページに情報を反映させる。
- 情報を基にマーケティング活動や製品戦略全体を転換させる。
画像引用元:https://blog.google/products/ads-commerce/new-holiday-insights/
オーディエンス分析
この情報は、広告を見てコンバージョンに至ったユーザーグループの特徴や興味関心、行動から顧客像を把握するのに役立ち、そして、それらの特徴や興味関心に合わせて広告の調整することにも役立てることができるとされています。
ターゲティングの最適化や自動入札などの自動化機能を使用している場合、オーディエンス分析には、ターゲットに設定されているGoogleオーディエンスセグメントのうち、高い成果を上げている上位のセグメントが表示されます。
加えて、以下の情報も確認することができます。
- コンバージョンに至ったオーディエンスセグメント
- 各セグメントがコンバージョンに占める割合
- ターゲット母集団のコンバージョン率に対する各セグメントのコンバージョン率の比率
公式ヘルプページ:
変更履歴の分析
この情報からは、アカウントで最近行った変更について、キャンペーンのパフォーマンスに影響したものを確認できます。パフォーマンスの主要な指標に大きな変化があった場合にこの分析情報を確認することで、パフォーマンス変化の要因だと考えられる変更を見つけ出すことができます。
変更履歴の分析は、パフォーマンスに大きな変化があり、アカウントまたはキャンペーンの変更がその変化を引き起こした可能性が高いと判断された場合に表示されます。
画像引用元:https://blog.google/products/ads-commerce/new-holiday-insights/
新たにこれらの分析情報が追加されたことで今まで以上に顧客理解をすることが可能になるでしょう。ただ、こういった情報を簡単に得られるようになると、その情報に頼りがちになってしまうこともあると思います。これまで自身が蓄積してきたノウハウと掛け合わせて広告のパフォーマンス向上に活かしていきたいですね。