Googleは、2022年11月17日(木)に、ARショッピングの機能強化を発表しました。
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ARショッピングを支える新しいフォトライブラリー
ファンデーションに合う色を簡単に見つけることができる、新しいARショッピング機能が発表されました。ビューティブランドの協力を得て開発された新しいフォトライブラリーには、肌の色、年齢、性別、顔の形、人種、肌のタイプなど、さまざまな背景を持つ148人のモデルが登場します。製品が自分に合うかをよりよくイメージできるようになります。
例えば、Googleで「クリニーク イーブン ベター ファンデーション」のように、さまざまな価格帯やブランドのファンデーションを検索します。検索結果に出てきたファンデーションが、自分と同じような肌色のモデルにどのように見えるかを、ビフォーアフター写真も含めて見ることができ、どれが自分に一番合うかを判断するのに役立ちます。気に入ったものが見つかったら、販売店を選んで購入、という流れです。
AR/3Dでスニーカーを購入可能に
5月のGoogle Marketing Live 2022では、家庭用品をAR/3Dで見ながら買い物ができるようになるという発表がありましたが、それと同じように、ARでスニーカーを買うことができるようになりました。靴を回転させたりズームしたりしながら、色、靴ひも、靴底が自分のスタイルに合っているかどうかを判断することができます。
Saucony、VANS、Merrellなどのブランドの製品を今日から3Dで見ることができ、近日中にさらに多くのブランドが登場する予定です。スニーカーや家庭用品の3Dアセットを持つブランド企業は、誰でも参加することができます。機械学習を使い、これまで数百枚必要だったスニーカーの360度回転画像ですが、わずか数枚の静止画で自動化できるようになったと9月に発表していました。この新技術は、今後数ヶ月のうちに利用可能になる予定です。
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今回の発表についてのコメント
買い物客は、静止画よりも3D画像に1.5倍も人々の関心を集めるというデータもあり、ブランドにとっては3Dはチャンスではあります。ただ、制作に時間と労力がかかるのも事実であり、Googleが機械学習を用いて取り組んでいる効率化がどの程度ワークするかが普及の鍵を握っていると言えます。