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YouTubeが画面インターフェースのリニューアル開始と新機能を発表
YouTubeは、2022年10月24日(月)に同社ブログにおいて、画面インターフェースのリニューアルを開始したことを発表しました。
※参考リンク:
アンビエントモード
開発段階において、色は重要なテーマだったという。いくつかのアイデアを検討した結果、実現したのがアンビエントモードです。アンビエントモードは、ダイナミックカラーサンプリングにより、アプリの背景色が映像に合わせて変化する、繊細な効果をもたらします。暗い部屋でスクリーンが放つ光にインスピレーションを受け、その効果を再現することで、視聴者はコンテンツに引き込まれ、動画は視聴ページでより没入感を得ることができるようになりました。この機能は、ウェブとモバイルのダークテーマで利用できるようになります。
ダークテーマ
ダークテーマがアップデートされ、より暗い色になったので、スクリーン上で色彩がより鮮やかになりました。これは、ウェブ、モバイル、スマートテレビで展開されます。また、プレイリストも同じ色調で表示され、各プレイリストの詳細が表示されます。
リンクやボタンの変更
動画の説明文にあるYouTubeのリンクはボタンに変わり、「いいね」「シェア」「ダウンロード」など頻繁に行われるアクションは、操作の妨げにならないようにフォーマットされました。新しい形と高いコントラストにより、購読ボタンが目立つようになり、赤色ではなくなりましたが、視聴ページとチャンネルページの両方で見つけやすくなっています。
ピンチしてズーム
今年初めにyoutube.com/newでいくつかの新しい製品機能が発表され、テストした結果、ピンチ操作によるズーム機能が本日よりすべてのユーザーに提供されます。ピンチしてズームをすると、iOSやAndroid のスマートフォンで動画を簡単に拡大・縮小できるようになります。さらに、ピンチを離すと、動画は拡大されたままなので、他の部分をより詳しく見ることができます。
再生位置の細かい調整
また、再生位置の細かい調整も可能になっています。デスクトップでもモバイルでも、シーク中に上にドラッグまたはスワイプすると、動画プレーヤーにサムネイルが表示され、各動画の正確な部分を微調整することができます。再生位置の細かい調整はプレーヤー上の任意の場所を長押ししてシークしたり、2本指でダブルタップしてチャプターをスキップしたりできるようになりました。また、動画内で頻繁に再生されている箇所を示すグラフを追加しました。
今回の発表についてのコメント
動画プラットフォームにおける「没入感」は一つのテーマだと思うので、それを今回のインターフェース変更や新機能は目的の一つとしているかと思います。TikTokなどとの競争が激化していますが、エンタテインメントとしても学びの場、表現の場としても引き続き強いプラットフォームには違いありません。広告効果への影響はさすがに言及はされていませんが、テストの中では見ているはずで、レベニューに対するインパクトは通常ニュートラルかポジティブ(トントンかそれ以上)かを判断基準としています。実際に次の3ヶ月でどのような結果になるのかも注目ポイントかと思います。