広告プラットフォームの最新情報をなぜ収集すべきか
私は思い返せば2000年初頭から広告プラットフォーム各社の最新情報を集め、さまざまなメディアで発信をしてきました(Unyoo.jpは2014年10月から)。私がどのような情報ソースを見て、記事を執筆しているのかを少しまとめてみたいと思います。広告運用に携わる方々の参考に少しでもなればと思います。
タイトルの通り、情報力で一歩先を行くためだと考えています。広告プラットフォームは進化し続けています。広告キャンペーンのパフォーマンスを上げたり業務効率化を実現するため機能追加も矢継ぎ早にリリースされます。少しでも改善のヒントを得たいと考えているのであれば、アンテナを張って、新機能をいち早く試し、それを理解することが肝要です。それ以前に、広告プラットフォームの思想や方向性は時代と共に変化している部分もあります。各広告プラットフォームが作り上げる、業界のトレンドを時系列で追っていないと把握は難しくなります。そういった理由からも、常に最新の情報に触れていることは重要なのです。
さらに言うと、海外では大手広告プラットフォームの動向は、拡大しつづけるIT/デジタル/インターネット/データ領域の行方を、経済の動きの一つとして捉え、予測するための指定銘柄のように考えており、そのため専門のアナリストやリサーチ会社がいるなど(後述)、一挙手一投足が非常に注目しているのです。
広告プラットフォーム各社の一次情報リンク集
Unyoo.jpはメディアサイトとして一次情報から記事を作成することを徹底しています。情報が一番早く公開されることもありますが、公開されたコンテンツの内容や表現から、広告プラットフォームが伝えようと意図していることを読み取ることも重要です。
広告プラットフォーム発信の一次情報は、ニュースリリース形式の場合もあれば、ブログ形式の場合もあります。FacebookなどはCEOのMark ZuckerbergのFacebookアカウントでまずは宣言され、プレスリリースが後追いするようなケースも多いです。広告プラットフォームが増える傾向にある中、ソースも増えていますので、全て巡回するようなことは現実的ではありません。そのため、ニュースレターに登録したり、アラートを設定するなど工夫して、受動的に最新情報が入ってくる体制を作ることも必要になります。
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海外のメディアサイトなど
広告プラットフォーム各社は米国発のものが多いため、時差の関係もあり、海外のメディアが先行して記事化していることも少なくありません。メディアサイトの最新の掲載記事をアラートとすることもできますし、当然、記事内容も大変参考になります。私が参考にしているメディアサイトをいくつか紹介します。
※参考リンク:大手業界メディアAd Ageのデジタル面
※参考リンク:業界メディアMediaPostのデジタル面
※参考リンク:リサーチ会社eMarketerのInsider Intelligence
※参考リンク:技術系ニュースサイト及びメディアネットワーク
※参考リンク:米国の著名アナリストのEric Seufert氏のTwitter(メディアmobiledevmemoも推奨)
※参考リンク:米国の著名アナリストのBen Thompson氏が運営するメディアStratechery
英語の壁はどう乗り越える?
ずばり、DeepLを活用しています。非常に優れた翻訳ツールです。精度は相当高いですので、文脈を理解するには十分です。
※参考リンク:DeepL翻訳
その他のコツ
前述のように、大きな流れの中でトレンドを掴むことは重要です。また、ファクトは正確に把握した上で、自分の考察を加えることも大事な取り組みかと思います。それがどういう意味合いを持つのか、何をすべきなのか、などを自分なりに考える、ということです。これができるようになると、例えばクライアントや上司の前でも説得力が出てくるでしょう。
参考にしていただけましたでしょうか?他にもカバーしたかったコツはいくつかあるのですが、また別の記事で書ければと思います。