2022年7月28日より、Yahoo!広告内の表示項目に任意の計算式を用いたカスタム指標の追加ができるようになりました。今後は各運用者の利用シーンに応じた設定が可能になります。
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何ができるのか
Yahoo!広告ではキャンペーンや広告などの一覧画面において、一覧に表示する項目の選択や並び替えができることは多くの方がご存知だと思います。
今回の機能追加で、任意の計算式を設定したカスタム指標が追加できるようになりました。
ただし、2022年8月17日時点でカスタム指標が設定できるのはディスプレイ広告のみのようです。
カスタム指標の設定時に選択できる項目は以下のとおりです。
設定一覧
1. キャンペーン一覧
2. 広告グループ一覧
3. 広告一覧
表示データ形式
1. 数式
2. 割合(%)
3. 金額(¥)
また、各種数式や演算子の入力が可能で、パフォーマンスデータの指標は最大5個まで選択ができます。計算式には最大500文字まで入力が可能です。
カスタム指標の利用イメージ
パターン1
フィー(手数料)を加味した指標の表示
広告代理店の方であれば、コストにフィー(手数料)をかけ合わせた指標を表示項目へ反映が可能です。
また、簡単な計算式を設定することでCPCやCPAもフィー込み表記に変更できます。
パターン2
指定のコンバージョン数のみを算出
コンバージョン数を一度選択した後、指定項目をもう一度クリックすると以下のコンバージョン名から選択が可能です。
- 購入
- お問い合わせ
- 資料請求
- 入力フォームへのアクセス
- 見積もり依頼
パターン3
マイクロ コンバージョン到達後の離脱率
マイクロ コンバージョン数(フォームなど)に対するコンバージョン数の割合を算出し、1より差し引くことで、マイクロ コンバージョン(フォームなど)到達後の離脱率の算出ができます。
今回の設定追加を受けてのコメント
2022年8月17日時点でカスタム指標の機能追加が確認できているのは、Yahoo!ディスプレイ広告のみです。
すでにダッシュボード対応などを行われている方は影響は小さいかと思いますが、ちょっとした確認を管理画面上で行いたいときに便利そうです。
また、検索広告のアカウントや各種媒体の管理画面にも備わった形になると、運用担当者の利便性が高まると思われます。