NetflixがMicrsoftを広告事業のパートナーに選定
Microsoftは、2022年7月13日(水)、Netflixの初の広告付きサブスクリプションサービスを支援するテクノロジーおよびセールスパートナーとして、Microsoftが選定されたことを発表しました。
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Microsoftに広告のニーズを求めるマーケティング担当者は、Netflix の視聴者とプレミアム コネクテッドTVの在庫にアクセスすることができるようになります。Netflixに配信されるすべての広告は、Microsoftのプラットフォームを通じて独占的に提供されます。
NetflixのCOOであるGreg Petersは次のように述べています。「4月に、広告なしのベーシック、スタンダード、プレミアムプランに加え、より低価格の広告付きプランを導入することを発表しました。本日、マイクロソフトを当社のグローバルな広告テクノロジーおよびセールスパートナーとして選定したことを発表します。マイクロソフトは、私たちが広告付きの新サービスを構築するにあたり、広告に関するあらゆるニーズをサポートする能力を備えていることが証明されています。さらに重要なことは、マイクロソフトは、技術面でも販売面でも、時間をかけて革新していく柔軟性と、会員のための強力なプライバシー保護を提供してくれたということです。
まだ始まったばかりで、これからが本番です。しかし、私たちの長期的な目標は明確です。消費者にはより多くの選択肢を、広告主にはプレミアムでリニアよりも優れたテレビブランド体験を提供することです。この新しいサービスを実現するために、マイクロソフトと協力できることを嬉しく思っています。」
今回の発表についてのコメント
市場の予想からはやや意外な結果となりましたが、広告事業としては1.2兆円を誇る規模になっており、技術力は当然ですが、広告営業体制も強化していますので、選択肢にあったといってもおかしくはありません。
それに加え、将来的にXBOX、Azure(クラウド)、SurfaceやWindows搭載PCのバンドルなどにおける協業をオファーしたことも当然考えられます。リテールメディアプラットフォームであるPromoteIQのユーザーである小売業者の広告をNetflix上で掲載することでレベニューシェアするようなTVコマースモデルもあるかもしれません。いずれにしても、楽しみな提携として今後も注目していきたいと思います。
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