Googleが複数の新機能を発表
Googleは、2022年7月20日(水)、アセットライブラリ、動画作成ツール、ボイスオーバー(吹き替え)を発表しました。
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アセットライブラリ
Google 広告アカウントで、過去または現在のキャンペーンで使用された画像や動画などのあらゆるアセットは、Google 広告アカウントの管理画面に新しく追加されたアセットライブラリ(【ツールと設定】メニュー内)を通じて、そのアカウントのユーザーだけでなく、キャンペーン管理にGoogle 広告エディタを使っているユーザーにも提供されるようになりました。
アセットライブラリは現在、アプリ、ディスカバリー、ディスプレイ、ローカル、P-MAXの各キャンペーンと、一部の広告エクステンションで利用可能とのことです。また、近日中にGoogleドライブのアカウントから直接Google 広告に画像や動画を取り込むことができるようになります。
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動画作成ツール
Googleは、2020年4月に動画作成ツールのベータ版をVideo Builderとしてリリースし、ロゴ、画像、テキストから高品質のYouTube広告を数分で作成できるようにしました。
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今回、すべてのユーザーがこの動画作成ツールを利用できるようになりました。ユーザーはカタログからテンプレートを選択し、ブランドカラー、画像、ロゴ、テキストを入力し、オーディオライブラリーから音楽トラックを選択することができます。出来上がった広告は、P-MAXや動画アクションキャンペーンなど、動画を活用したキャンペーンで利用することができます。
このツールのテンプレートは、最適なテンポ、ブランドや製品の配置、目立つコールトゥアクションなど、YouTube用に調整されています。テンプレートを使うことで、動画作成の複雑さから解消され、メッセージング、視聴者インサイト、キャンペーン戦略の策定に時間をかけることができるとしています。
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ボイスオーバー(吹き替え)
動画に吹き替えを加える機能も追加されました。吹き替えのある動画は、より良いパフォーマンスをもたらすとされています。この機能は、管理画面の【アセットライブラリ】→【動画】→【ナレーションの追加】から直接アクセスできます。
スクリプトを入力し、好みの音声を選択すると、ワンクリックで動画に吹き替えが表示されます。広告を意識して作られた英語(米国)の音声を7種類および以下の言語の一般的な合成音声も提供しています。フィリピン語、フランス語、ヒンディー語、インドネシア語、韓国語、マレーシア語、標準中国語、スペイン語、スウェーデン語。今後、さらに音声や言語を増やしていく予定とのことです。
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今回の発表についてのコメント
Googleのプロダクトマネジメント担当シニアディレクターのEduardo Indacochea氏は、ブログの中で、「私たちは、あらゆるGoogle 広告キャンペーンで効果的な広告を簡単に作成できるようにしたいと考えています。そのためには、画像や動画を整理し、アクセスし、作成する方法を改善することから始めます。アセットが一元的に管理されていれば、広告やキャンペーンをより早く作成したり、変更が必要なときにコンテンツを簡単に交換したりすることができます。また、重要なオーディエンスやビジネス目標に到達するために必要な動画がない場合、Google 広告で直接作成できるようになりました。」と説明しています。
数日前にAds Creative Studioの発表をしたばかりでしたが、クリエイティブやワークフローの改善に力を入れていることがわかります。動画制作の効率化が図れそうです。吹き替えは早く日本語対応が待たれるところですね。期待しましょう!