目次
Yahoo!広告 各階層でトラッキングURLの利用、最終リンク先URLの提供開始を発表
2021年9月9日(木)、ヤフー株式会社は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告において、各階層でトラッキングURLの利用が可能になることと、最終リンク先URLの提供を開始することなどを発表しました。本機能の提供は2021年10月20日(水)を予定しています。※日程は変更になる場合があります。
※参考リンク:
変更点
「リンク先URL」と「表示URL」を新設項目「最終リンク先URL」に統合
今まで広告を入稿する際は「リンク先URL」と表示用の「表示URL」の両方が必須でしたが、今回のアップデートにより、最終リンク先URLのみが必須となり、表示URLは自動生成される仕様になりました。
「スマートフォン向けURL」、「トラッキングURL」、「カスタムパラメータ」の新設
Yahoo広告! 検索広告と同様、3つのトラッキングURL機能が追加されました。「最終リンク先URL」と「スマートフォン向けURL」は広告単位での設定項目ですが、「トラッキングURL」と「カスタムパラメータ」はキャンペーン、広告グループ単位のような上位エンティティにも設定可能です。
設定項目の引き継がれ方としては、上位と下位ともにトラッキングURLやカスタムパラメータを設定した場合、下位の設定が優先されます。
設定項目の引き継がれ方の1例として、下記を参考にしてください。
利用可能なトラッキング用パラメータを新しく5つ追加
下記5つのトラッキング用パラメータは既にYahoo!広告 検索広告では利用可能ですが、今回のアップデートにより、ディスプレイ広告にも設定可能になりました。
・{lpurl}
・{lpurl+2}
・{lpurl+3}
・{unescapedlpurl}
・{escapedlpurl}
※参考リンク:
アプリ目的訴求キャンペーンに「SKAdNetwork計測」の項目を追加
アプリ訴求目的かつiOSが配信対象の場合、「SKAdNetwork計測」が必須入稿項目として追加されました。既に入稿されている場合は、入稿URLからポストバック先ツール(SDK)を判定し、自動的に新しい設定が反映されます。
その他の注意事項 ※一部抜粋
テスト機能
トラッキングURLとカスタムパラメータの機能が追加されたと同時に、設定内容が意図的なURLになっているかどうかを確認するためのテスト機能も搭載されています。
上位エンティティの審査
上位エンティティの設定内容が適用された状態でドメインの不一致、リンク切れなどの不備が発生した場合、審査否認を行う前にメールで通知されることもあります。一定期間内に修正されていない場合は、該当の上位エンティティ配下の広告がすべて審査落ちになることもあるため、設定内容の確認にはテスト機能の活用をおすすめします。
ディスプレイ広告(予約型)
ディスプレイ広告(予約型)は今回のアップデート対象外のため、リンク先URL形式は通常通りの入稿方法となります。
商品リスト訴求のダイナミック広告
商品ごとの遷移先パラメータは、フィード上の設定になるため、今回のアップデート対象外となります。
その他の注意事項
その他の注意事項については、下記資料を参考にしてください。
※参考リンク:
移行スケジュール
リンク先URLの旧形式は2022年6月頃に提供が終了される予定で、それに向けて最終リンク先URLの新形式に移行するスケジュール(予定)が発表されています。
移行を踏まえた新規入稿が必要なユースケース
リダイレクトあり/なし、パラメータ付与あり/なしによって、6つのユースケースが掲載されています。各ユースケースの詳細に関しては下記の資料を参考にしてください。
※参考リンク:
現状のトラッキング設定状況から新しい形式に移行させることを踏まえて、トラッキングURLやカスタムパラメータの活用方法を再考したり、アカウントを横断するトラッキングルールを整理したりすることは、入稿や運用の工数削減にも繋がると思いますので、ニューケースを参考しつつ、今回の新機能を使ってみたいですね。