Google 広告、検索キャンペーンにレスポンシブ検索広告のみを選択可能に
Google 広告は、2022年6月30日(木)以降、レスポンシブ検索広告が標準の検索キャンペーンにおいて作成または編集できる唯一の広告タイプになることを、2021年8月31日(火)に発表しました。
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拡張テキスト広告などはどうなるのか
2022年6月30日以降のレスポンシブ検索広告以外の広告タイプの扱いは以下の通りです。
- 拡張テキスト広告は、作成または編集は不可。既存の拡張テキスト広告の場合は、継続配信・一時停止・再開・削除も可能。
- 電話専用広告と動的検索広告は、引き続き作成または編集なども可能。
検索キャンペーンの中で、レスポンシブ検索広告が存在しない広告グループがある場合、2022年6月30日までに少なくとも1つ以上のレスポンシブ検索広告の設定しておくことが推奨されています。
レスポンシブ検索広告のベストプラクティス
以下は、レスポンシブ検索広告を作成、利用する際のベストプラクティスです。
- 拡張テキスト広告の中で成果の高いコンテンツを再利用し、広告の有効性に重点を置きましょう。広告の有効性が「低」から「最良」に改善することでクリック数とコンバージョン数が平均9%向上しているとのことです。
- 最適化案に表示された提案を活用しましょう。
- 常に表示する必要がある見出しまたは説明文がある場合、位置を固定しましょう。
- 広告バリエーションを利用して、アセットのさまざまなバージョンを大規模にテストし、複数のキャンペーンにわたるパフォーマンスを確認しましょう。
- レスポンシブ検索広告が成功したかは、キャンペーンや広告グループの表示回数、クリック数、コンバージョンの増分に基づいて評価しましょう。広告単位の成果の比較では正しく評価ができない場合があります。
- 部分一致キーワードとスマート自動入札とレスポンシブ検索広告を組み合わせて利用しましょう。拡張テキスト広告からレスポンシブ検索広告に切り替えた広告主は、同様のコンバージョン単価で平均20%多くコンバージョンを獲得しているとのことです。
その他の効果的なレスポンシブ検索広告を作成するためのベストプラクティスについては、以下を参照してください。
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レスポンシブ検索広告は、広告カスタマイザにも対応しているため、キーワードに合わせてテキストを最適化することも可能です。
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現段階の発表では、拡張テキスト広告は作成済みのものであれば6月30日以降も配信可能とのことですが、その後提供終了する可能性も考えられます。
広告グループによっては、レスポンシブ検索広告よりも拡張テキスト広告の方がコンバージョン数を獲得しているケースもあると思います。広告単位での比較は推奨されていませんが、コンバージョン数を減少させるわけにもいかないため、レスポンシブ検索広告のみでもコンバージョン数が同等以上獲得できるように今から対策を取っていきたいですね。