Facebookは2021年8月24日(米国時間)、「Instagramショップ」の専用タブ内で広告の提供を開始することを発表しました。(日本でのアップデート実施予定日は近日中とのこと)
※参考リンク:
Instagramショップの専用タブ内で広告の提供を開始
従来のInstagramにおける広告の配置(掲載場所)は下記です。
- フィード
- 発見タブ
- ストーリーズ
- IGTV
- リール
今回のアップデートにより、新たに「Instagramショップ」専用タブにも広告が掲載できるようになります。
Image:「Instagramショップ」専用タブ内の広告表示
利用者の興味関心に合わせた商品、投稿が一覧となっている「Instagramショップ」(上記左側の画像下部にあるショッピングバックアイコンをクリック後に表示)に、広告も併せてタイル状に表示され、広告クリック後は商品詳細ページ(上記右側の画像)に遷移します。詳細ページでは当該商品の価格、画像等の情報や広告主が提供する他商品の情報も確認ができ、リストへの追加やシェア機能もあります。
今回の発表の背景と今後
「Instagramショップ」の専用タブ内での広告表示について、米国の一部ビジネスを対象としたInstagramショップ内の広告のテストに参加したAway社のハンナ・ガードナー(Hannah Gardner)氏は下記のように述べています。
弊社では、消費者がすでにショッピングを楽しむ気分になっている環境で広告を表示することが最も効果的であると考えています。Instagramショップの専用タブ内の広告は、そのようなマインドセットを持っている消費者にリーチするのに最適な方法です
「Instagramショップ」の画面は利用者の興味関心に沿った商品の画像コンテンツで占められているため、それらの画像を閲覧しているユーザーは、先のガードナー氏が述べた通り、すでにショッピングを楽しむ気分になっていることと、自分におすすめされているものの中から気になるものを探すという心理になっていると考えられます。
そのため「Instagramショップ」内に表示する広告は他配置と比較してユーザーに受け入れられやすくなり、高いコンバージョン率が期待できるものと考えられます。
2021年8月27日現在は、広告の配置で「Instagramショップ」を選択することができず、またどのようなキャンペーン目的や広告フォーマットが使用可能かも不明ですが、近日中にアップデート実施予定とのことです。