2021年2月、ヤフー株式会社は検索広告およびディスプレイ広告において、複数の機能をアップデートすることを発表しました。
広告文に使用可能な記号が追加
Yahoo!広告 検索広告において、『 』などの括弧や、~(から)といった記号が使用可能になります。
※本アップデートは2021年2月24日に適用済み
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使用可能になる記号は、記号7種・括弧5種とのことです。
これまでは広告文で「1から100」といった表記をする際は2文字使用しないといけませんでしたが、本アップデート適用後は「1~100」といった記号での表記が可能になります。
また、括弧を使用することで≪満足度○○%≫や『公式』のように文言を強調することが可能になるため、表現の幅が広がりそうです。
一部レポートでの複数アカウント集計対応
Yahoo!広告 ディスプレイ広告において、MCCアカウントを使用している場合、「コンバージョン経路レポート」と「横断リーチレポート」において、複数のアカウントを横断した集計が可能となります。
※本アップデートの適用は2021年3月3日を予定
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ディスプレイ広告と検索広告の両方を運用している場合、集計対象に検索広告のアカウントも指定できるため、複数アカウント間での間接効果の可視化や重複リーチ数などの把握に活用できそうです。
かんたんDASの提供開始
Yahoo!広告 検索広告において、動的検索連動型広告(※以下DASと記載)を手軽に利用できる「かんたんDAS」の提供が開始されます。
※本アップデートの適用は2021年3月10日を予定
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従来のDASと比較するとページフィードの入稿が不要になり、簡単な手順でDASを作成することができるようです。
DASを活用することで、サイトへの流入数拡大や運用工数の削減などさまざまなメリットがあるため、これまでDASを作成するまでの工数がネックで試すことができなかった方は、かんたんDASを試してみてもよいかもしれません。
動的ディスプレイ広告 価格情報項目の機能改善
動的ディスプレイ広告において、価格をもれなく広告に表示する機能改善がリリースされます。
※本アップデートの適用は2021年3月10日を予定
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これまで、価格情報の項目について「価格のプレフィックス」または「価格のサフィックス」を設定していない場合は価格が表示されない仕様でしたが、本アップデート後は設定していない場合でも自動的に「¥(全角)」を価格の前に挿入して価格情報が表示されます。
なお、すでに入稿済みの広告についても対象となり、「価格のプレフィックス」または「価格のサフィックス」を設定していないことが原因で価格情報が表示されていなかった場合は価格情報が表示されるようになります。
大きなアップデートではありませんが、ユーザーにとって重要な価格の情報をもれなく提供できるようになるため、運用者としてはうれしい機能改善です。
インパクトの大小はありますが、Yahoo!広告は直近で複数のアップデートを予定しています。新しい機能やサービスをうまく活用することで、広告パフォーマンスの改善と業務効率化につなげていきたいですね。